anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

噛み締めている経営の金言

アブダビにきて以来、まるで料理を作っているだけのようだが、そんなことはない。経営者の端くれとして、日々試行錯誤しつつ事業を推進中である。

以下、ここにきて実感、あるいは噛み締めている経営や人生の金言をリマインドとして記しておく。地に足をつけて一歩一歩進むしかない。

  • 世界経営計画のサブシステム。この世界をどのようなものとして理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を担うのか。
  • タテ(歴史)、ヨコ(地理)、算数の重要性。
  • 数字、ファクト、ロジックのみで考える。
  • メシ、フロ、寝るから、多様な価値観に触れて創造性を高めるための、ヒト、本、旅への転換。(以上、出口治明氏)
  • リーダーが引っ張っていく米国のマネジメントは、富士山式経営ですよね。日本はマネージというよりみんなで一丸となってやるから、私は「若草山」式経営と言っています。「どこに頂上があるんだ?」というのが若草山(笑)。若草山式経営なら、みんなの力で行くしかないですから。(宮内義彦氏)
  • 社長になったとき、人事の本部長もサプライチェーンの本部長もファイナンスの本部長も、全員私の部下になりました。でも、私はその部署で働いたことがない。「経験がないから何も言えないのかな」と思ったのですが、「全部がマーケティングなので、マーケティングの発想で突き詰めれば、おのずと答えが出てくるのではないか」と考えました。「マーケティング=経営」とも考えています。マネジメント(経営)とは、遠く戦前にできた概念で、人を管理することを指していました。ところが今のマネジメントの概念は、基本的にマーケティングをしてどれだけ企業内で付加価値を生み出すか、あるいは企業の外で創造するかということだとね。 (高岡浩三氏)
  • マーケティングという機能が他の機能部門と横でやり取りしながら事を進めるのではなく、マーケティングの視点でまず全体を包括するような構想が出てくる。それが商売丸ごとを主導して成果を出す、という流れになっている。(楠木建氏)
  • ミクロとマクロの両方を見るということを最も大切にしています。中間の仕事は人がやってくれますが、いちばん細かい仕事といちばん大きな仕事は、なかなか手がつきづらい。経営者はそこをやるべきだと考えています。(野口実氏)
  • 自分でマネージできることのマネージに集中する。それ以外のマネージできないことには悩まない。(出典不明)