3連休東奔西走記
UAEの休日は少ない。しかも前日にならないと分からないものもあるという。ただし12月2日の建国記念日(National Day)は不変であり、今回11月30日は確定していたので、少なくとも11月30日(木)、12月1日(金)、12月2日(土)は3連休となった(官庁系は3日もお休みらしいけど弊社は出勤日)。
貴重な3連休の過ごし方をいろいろ考えたが、UAEの7つの首長国を泊まり歩くことにして、今回はシャルジャとラスアル・ハイマの2つの首長国に行くことにした。またNational Dayの高揚も体感すべく、11月29(水)の夜から移動し、2つの首長国に一泊ずつして、12月2日は一番盛り上がるらしいアブダビで過ごすことにした。
17時45分に退社し、車でシャルジャに向かう。ドバイで帰宅ラッシュの渋滞に会い、結局シャルジャまで3時間掛かってたどり着く。ここはUAEの中で唯一酒の飲めないドライ首長国。夕食はホテル近くのアラブ料理でスープと鶏肉を食べる。パンが結構美味しい。
翌朝、ビーチ沿いの遊歩道を2時間ほど散歩する。シャルジャファウンテン(噴水)が勢いよく水しぶきを上げている。
シャルジャが誇るスーク(市場)にも寄って魚を眺める。近代的で大規模な専門モールだ。サメが売っていた。どうやって食べるんだろう。
その日はシャルジャをブラブラした。シャルジャは歴史文化保存、継承に熱心で、博物館が数多くある。その中でも一番新しいイスラム文明博物館を訪れ、イスラム文明の深さを堪能した。
展示してあったアラビア語のカリグラフィーに妙に惹かれる。
その後、インターシティーバスでラスアル・ハイマ市内に入り、ホテルへはタクシーで移動。このホテル、観光島の海沿いにあり、とても豪華なツーリストホテルなのだが、なんとドライホテルということで酒が一切ダメだという。知らなかった。。
その日の晩飯はホテルで淡々とブッフェをいただく。結果的に旅先で2日連続でアルコール無し、まあこれも良しとしよう。
翌朝、気温17℃と肌寒く感じるなか、ホテルの何もない周りを2時間散歩、朝日がとても美しい。
この日は午前中は部屋のベランダで読書、その後タクシーでいったんドバイまで戻り、明日の建国記念日に敬意を表して Etihad Musium を再訪してからアブダビに戻った。
建国記念日当日は、何はともあれアブダビ中心地の海岸沿いを走る Corniche Road に行くことにした。夕方出掛けたが初めて見る人の波。そして上空では航空ショーが真っ盛り。
そのほか、レーザーショーなど、年に1度のお祭り気分満載であった。
夜9時からの花火も盛り上がるらしいが、さすがに疲れもありその前に帰宅した。
この国の連邦国家という構造のなかで、多様さと統一性を両方垣間見れた3連休となった。