anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

1年経ちました

2017年9月19日にアブダビに着任したので、ちょうど1年経った。早かったのか、遅かったのか、よく分からない。はっきりしているのは、これまで55年間生きてきたなかでも、前年比もっとも変化の激しかったうちの1年だったということ。

仕事の中身と環境が大きく変わり、生活スタイルも劇的に変わった。単身赴任だし、食事は誰も作ってくれない。ゴルフしない俺は黙っていると日本人は誰も誘ってくれず、家で引きこもりトレンド。最近はそれでもいろいろな名目でお誘いいただき、多少は交友関係が広がりつつある。

バックパッカー的ひとり旅は気楽で面白く、国内以外はアルメニア、イラン、レバノンと日本から行きづらい国をこれまで楽しんできた。だけど旅先での一人メシは慣れずに、やっぱり侘しさを感じる。

散歩、カヤック、サイクリング、ラジオ体操、スポーツジムと、何とか身体を動かして健康維持を図りつつも、病気もした。体重は減って血圧は上がった。

料理のレパートリーは増えた。おでん、ポトフ、豚汁の3大汁料理を確立させ(大げさだね)、出張者や社員に家で振舞うことも多い。至近では出張者、出向者合わせて11名で大宴会。こういう時が一番くつろげるかもしれない。 

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この地に住んで、現地人とは仕事以外での付き合いはほとんどないが、日本人以外のエクスパッツとの交流は広がった。お隣さんのトルコ人(残念ながら最近引っ越された)、同じ立場のギリシャ人、上司的存在のスペイン人。皆さんエミラーティー企業で頑張っているけど、それぞれの方と酒を飲み交わすと、相当なストレスを感じていて、皆んな同じなんだなーとホッとしたりする。

あと何年、何ヶ月この国にいるかどうか(勤まるかどうか)分からないけど、目の前のことを粛々とやっていくだけ。そういえばこんな記事を発見。

糸井重里「なぜ、未来がそんなに不安なの?」 
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/090600161/082100067/

「5年後、10年後、20年後はどうなっている?」と未来の問題ばかりを考えても、不安で苦しいだけですよ。仮に予測が当たっても、そんなに意味があることでしょうか。その“当たり”に関わらないまま生きていたとしても僕はダメだと思わないし、それほどひどい目に遭うとは思えないんですよね。

 それよりは、「大切な自分の人生をどう生きていくか」に焦点を当てる方が、ずっと大事だと思います。また、世の中から求められるものだったり、自分や多くの人にとって大切な価値だったりする、その時々の“当たり”を見定めていく方が大事だとも思う。平成であろうが飛鳥時代であろうが、時代がどうであれ、核となる大事なことは、そう変わらないのではないでしょうか。 

 本当にそうだね。今読んでいるマインドフルネスの概念も近いと思うけど、今の俺の時間と空間に集中して大切にして、自分のペースで歩みを進めていくだけだ。

まずは1年間、ご苦労様でした。お疲れ様でした。