富士屋で日本食ブランチ

令和という新時代の到来を祝して、日本人社員関係者でフライデーブランチに行ってお祝いしようという話になった。これまでもアブダビで3回、ドバイで1回、社員懇親と慰労を兼ねて豪華なフライデーブランチを楽しんできた。今回は日本のお祝いであり、ちょうどドバイで人気の居酒屋、富士屋でフライデーブランチをやっていることを聞きつけ、総勢5名で行ってきた。

何しろ居酒屋のブランチであり、日本のおつまみや食事が食べ放題、お酒も飲み放題のはず。異様に気合が入って、前日夕方ジムに行ってウォーキングマシーンで5キロを歩いたり走ったり、さらに筋トレを行ったあと、炭水化物を避けてステーキを焼いて食べた。当日の朝はいつもの Yas 島サイクリングで35キロ走り、家に帰って野菜と果物中心に軽くお腹に入れる。準備万端である。

お昼の12時少し前に店に到着、俺と社員1名以外誰もいない（笑）。

事前の情報では、ブランチコースは昼12時から夜9時までやっており、料金はアルコール込みが AED 399/人、アルコールなしが AED 199/人。ただし富士屋のプレミアムカードを誰か一人持っていて4人以上で来店すると、それそれ 250と150となる。当然その場でプレミアムカードを購入した（1年間有効で AED 300）。制限時間は残念ながらあって3時間とのこと（当たり前か）、我々は開店直後の12時からスタートしたので15時までとなる。

ブランチの食事メニューは下の写真で、前菜から順番に全部一人前ずつ頼んでいき、米と汁のところで焼きおにぎりと味噌汁は人数分の5個、カレーライスと牛丼は1人前ずつ頼んでシェアした。甘物に行き着いたのは女性1人のみだったが、質、量とも大満足の食事であった。もちろん追加でいくら頼んでも構わない。

飲み物は、ビールは瓶ビールのみだが、サワー、酎ハイ、ハイボール、白赤ワイン、日本酒もある。我々はビールに始まって、サワー・ハイボール系をたらふく飲んで赤ワインで締め、日本酒までたどり着かず。こちらもまさに新橋居酒屋での飲み会のようになにも気にせずに飲みたいだけ飲めて大満足であった。

この料金（日本円で一人約7,500円）でこの国で日本のつまみとお酒が飲み食い放題とは、まさに天国だなあ。思うに、ドバイに居酒屋専業がそのノウハウを持ち込み（経営者はシンガポールでの居酒屋展開経験者）、市場規模としてはそこそこある日本人プラス海外労働者（特にアジア系、この日はフィリピン人で大賑わい）を対象にした日本的居酒屋展開は、そんなお店がドバイやUAEになかっただけに、まさにブルーオーシャン戦略と感心する。店主曰く、他の国と違う規制があっていろいろ大変だとのことだが、是非とも応援していきたいねえ。

改めまして、令和元年おめでとうございます。我々もこの中東の地でささやかにお祝いをさせていただき、日本の安寧、世界の平和を願ったことでありました。