anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

ビバ! アブダビ自転車部

 F1のアブダビグランプリは、我々が普段走っているヤス・マリーナサーキットで開催される。これが先週あったため、その前後しばらく一般へのサーキットコース開放が停止された。そのF1も先週終わり、再び走れることになった。我々アブダビ自転車部のメンバーも、久しぶりにヤスでのランとなった。涼しい天候下、老若男女が大勢集まっての楽しく有意義な活動となった。

年末休暇を取る人が増えてきたためか、この時期にしては参加者は少ない印象。

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仕事後の疲労感もあり、俺は4周(22キロ)のランだった。
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本日の参加者のいくつかのスナップショット。
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走ったあとはいつもの反省会。今回は忘年会も兼ねて、アブダビ空港近くの韓国料理屋マダンに結集して、美味しい料理とお酒、そして楽しい会話で1年の疲れを癒した。

お酒はビールに始まって、持ち込んだ日本焼酎、そして韓国焼酎と杯がどんどん進む。最近の出歩きや酒浸りで体力が低下傾向であったのに加えて、仕事のストレスの蓄積、さらに風邪気味だったせいか、俺は後半になるとかなり酩酊状態。この辺りから記憶が薄れてきている。。。
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最後の一本絞めの記憶もおぼろげなまま、散会となったようだ(苦笑)。

というわけで、今年のアブダビ自転車部の活動はぼぼ満了した。今年を振り返ると、部員数倍増、活動日も倍増。より多様多彩なメンバーで、健康活動に精を出しつつ、その後は仕事に関係ないバカ話をワイワイガヤガヤやりながら、リラックスして交流懇親できる場に、俺がどれだけ癒されているか。本当に感謝感謝である。

ビバ!アブダビ自転車部。皆さま、来年もよろしくお願い申し上げます。

 

クリスマスツリー点灯式

本日は終日家近辺でゴロゴロ、リラックス。昨日のマラソンの影響で膝が痛い。朝は9時まで寝てて(12時間爆睡)、それから洗い物をして、家中の窓を開けて部屋中に掃除機をかけて、バブ入りの風呂に入って家周辺の散歩。ベトナム料理屋に寄ってフォーとスプリングロールのブランチを取って、家に帰って本を読みながらウトウト。

夜、1年前に買ったクリスマスツリー用の松の木で、ツリーの飾りつけをして点灯式を行う。

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急に思い立って本物の木でクリスマスツリーを飾ろうと思ってから一年経った。こういうのを眺めていると家族が恋しいねえ。一人きりのクリスマスの気分だねえ。まだ早いけど。。

本日は酒なしの休肝日と誓っていたが、こうなるとやっぱりワインくらいは(苦笑)。
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来週頑張れば実は良いことが待っている。頑張ろうっと。

ADNOC アブダビ マラソンに挑む

昨年に続く2回目のアブダビ市民マラソンに、今年も挑戦した。今回はモロッコ旅行後であり、走る1週間前は前日も含めて連夜の酒浸り、体操・サイクリングなしの運動不足、体重も1キロほど増えていて、体調としてはイマイチ。

10キロの部のスタートは早朝6時でまだ真っ暗。気温19度、湿度60%ほどと走るには絶好のコンディション。

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 最初は快調に走りだす。
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前半5キロくらいまでは同じペースで走れていたが、後半に入ると右足の関節部分が痛み出し、足が鉛のように重くなる。8キロを過ぎる頃にはヘロヘロとなり、時々歩き出す始末。
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そうして、這うようにしてゴールイン。ゴールで待っていてくれた仕事仲間2名と、まずは無事に完走できたことを喜び合う。
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結果は、1時間6分12秒(ネットで1時間5分16秒)。10キロの部の総参加者4302名中1444位。51-60歳男性の部の参加者217名中87位であった。昨年の記録より5分ほど遅くなっているけど、オジサンの中ではまあ頑張ったほうか。昨年はさらに走ったあと、サイクリングしてカヤック行ってと、トライアスロンもどきの体力発揮だったが、今年はとてもそんな感じではなかった。。

その日の午後に、ローカルご夫婦のお誘いを受けていて、いったん家に帰って久しぶりに浴槽に浸かって疲れた身体を癒す。そしてお邪魔した別荘宅は郊外の広々としたお家で、オープンテラスでゆったりと食事しながら過ごさせていただきました。
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身体を動かし、ローカルの方と交流できた充実した休日のひと時であった。

モロッコ王国旅行記

北アフリカのモロッコ王国に4泊5日の旅程で出かけてきた。片道空路7-8時間弱で、往路はアブダビ発2時45分、カサブランカ着朝8時30分の夜行便だったが、有難いことにエティハドがエコノミーからビジネスにアップグレードしてくれたので、ぐっすり眠ることができた。

初日の朝、元気いっぱいにカサブランカ空港に到着、そのまま国内線に乗り換えて南方のマラケシュ空港へ。そこからバスで移動して昼1時過ぎにはツーリストで溢れる世界遺産のメディナ(旧市街地)のジャマ・エル・フナ広場にたどり着いた。ここは見世物やスークの入り口で有名。さっそくコブラの皆さんがお出迎え。

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まずは腹ごしらえ。近くのモロッコ飯屋でローカルランチを取る。煮込み料理のタジン。

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鶏と牛のケバブ。どれも安くて美味しい。
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メディナのスークを散策。

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前回のトルコではまったハマム(公衆浴場)でのアカスリとマッサージを再度楽しむ。こちらはかなりゴージャス。

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散策に疲れ、地元ビールでのどを潤す。

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晩飯は再度ローカル飯。ハリラという絶品スープ。

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再びタジン。
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この頃になると、ジャマ・エル・フナ広場には夜店がいっぱい。
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その晩の宿泊はモロッコ特有のリヤドに泊まった。

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2日目はお目当ての砂漠のツアー。1泊2日でマラケシュから400キロ南方、サハラ砂漠北方でアルジェリアとの国境まで100キロのザゴラという町まで行く。途中、2つの山脈を越えて行くため、自然が様々な風景を見せる。

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砂漠のテントにたどりつく。

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晩飯は再びタジン。途中で買い込んだ赤ワインを一人でちびちび飲みながら味わう。

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その後はファイヤーショー。

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翌朝、サハラ砂漠から昇る朝陽にウットリ。

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3日目は基本同じルートでマラケシュまで戻る。途中世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥに寄る。

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マラケシュに戻ってきたのが夜6時。この晩の宿泊先、Raddison系のホテルで草鞋を脱ぎ、飯はさすがにローカル以外で日本・タイ飯屋。

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4日目は空路カサブランカに戻り、昼飯にBamboo Pandaという中華屋を見つけて久しぶりのスープヌードルを食べた。

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その後、有名なハッサン2世モスク見学。

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市内散策、こちらは映画「カサブランカ」の劇中に出てきたカフェを模したレストラン。

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港街風景。

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散策しながらカタツムリや牡蠣を食べる。

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そして最後の晩餐はやはりモロッコ料理。

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 最終5日目は、朝6時の9℃と震える寒さの中、電車でカサブランカ空港に戻り、10時発の便に乗ってアブダビに戻ってきた。こうして4泊5日、中距離弾道ミサイルのような慌ただしくもいろいろなことを経験、体感できたモロッコの旅であった。ちょっとまとめてみると。

  • 歴史と民族、自然、文化、社会がとても多様で、今回のちょっとした旅でも十分感じることができた。紀元前3000年から住んでいた原住民ベルベル人、そこにカルタゴ、ローマ帝国、ビザンティン帝国と古代文明の侵入を受けて混合、さらにイスラームとともにアラブ系が入ってきてアラブ化が進む。それ以降ベルベル系王朝、オスマン帝国時代に交易や農業で繁栄、近代になってからはスペイン、フランスの保護領化で西洋化、1956年にフランスから独立。
  • 民族はアラブ系65%、ベルベル系30%と言われているが、混じりあって正確には不明。俺の砂漠ツアーのドライバー兼ガイド氏も本人アラブ人、奥さんベルベル人。宗教的にはイスラーム・スンニ派がほとんどだが、この国のムスリムはアブダビなどと違ってフツーの一般大衆の方々。それゆえもあってか、UAEやサウジの特権的なムスリムは傲慢だと批判的。国元の王様にすら拝金的だとの声が拡がりつつあると言う。
  • 国土は日本の1.2倍。太古の昔は南米と陸続きで、大西洋ができた際の地殻変動で国の中央に3つの山脈が走る。一番高い山は4000メートル級で、そこからの雪水や雨で南部の砂漠地帯以外は農業が盛んで、彩りに満ちた大地が広がる。
  • 上述歴史の交わりから、主要都市部は近代以前の旧市街(メディナ)と周辺の新市街にくっきりと分かれ、旧市街は活気あふれる混然とした雰囲気に満ちている。
  • 砂漠方面の田舎に行くと、カスバやクサルと呼ばれる部族や家族の砦があり、赤茶けた建物が印象的。
  • モロッコ飯は多様で美味しくて安い。地元モロッコワインも美味。
  • 今回は南部にしか行けなかったが、北部にもフェズ、メクネス、シャウエンなどの印象的な都市や町があり。

いやー、多様な魅力に溢れたモロッコを堪能した。この国はまた来たいねえ。

脱出します

今週も仕事まみれ、酒まみれでぐったり。。こんな感じで出張ったり。

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ときにはラテン風にはち切れながら。

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本日からこの国開びゃく以来(多分)の週末挟んでの公式5連休。これをフルに使ってこれから拡張バージョンWBPの旅に出る。久々の長旅、仕事やアブダビ俗世間から完全に脱出して某王国を放浪しながら気分一新、元気を取り戻してきたい。

出発前のいつものラウンジでの一杯。

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なるべく機内でまずい飯は食べずに、現地に着いて美味しいローカル食にありつくため、今は午前1時40分だかしっかりと栄養補給。それと熟睡用の白ワインも少々補充。

そして俺のWBPも進化を続けて、4泊5日にもかかわらず、この小さなバックパック一つで出かける。

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では行ってきます!

 

メシねた

 最近のメシ事情。まずは俺の好きな Panda Bao Bao。もちろん一押しは重慶小麺だが、実は他にもスープヌードルあり。 

 基本はこれ、重慶小麺。AED 28、がっつりとパンチの効いたスープに中毒状態。

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 こちらは四川風牛肉麺。ピリ辛で濃い醤油味。AED 38。

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 こちらはマイルドな塩味スープに腰あり麺。ワンタンスープヌードル、AED 32。みなレベル高い。f:id:anezakimanAD:20191121025145j:image

続いてMATSUの高級和食を某最大手会社にて味わう。こちらの会社の17階の社食コーナーにある。

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中央に堂々と鎮座。

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 時には自炊。しじみのだし塩を使った最近得意のうどん。

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休日に仕込んだカレー。翌朝に作る目玉焼き乗せカレーライス。
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食は大事。外食と自炊を併せて何とかやっております。

トルコ共和国旅行記・後編(ブルサでお風呂)

翌日土曜日。さすがに多少二日酔い気味で、本当はイスタンブールの船着き場から10時発の高速船でブルサに移動のはずが、体調回復も兼ねてゆっくりしたので、13時発となった。

船に乗ってガイド本を読みながら冷静に考えてみたら、船はブルサではなくてムダンヤという港に2時間かけて着き、さらにそこからブルサまでバスで1時間近くかかる。すなわちブルサにたどりつくのは順調に行って16時頃になる。帰りの飛行機が21時35分発。ブルサから空港まで戻るのにバスで2時間かかるので、逆算すると2時間前の19時30分に空港に着くためには、17時30分にはブルサの街を出ないといけない。わざわざ船に乗ってでかけて、実際に現地にいれるのは1時間強。この辺り、一人旅のいい加減さだねえ。さて何をするか。

再びガイド本を見ると、ブルサは温泉地としても知られ、ハマムと呼ぶ公衆浴場があり、そこではアカスリやマッサージをしてくれるという。ブルサ中心地にあるハマムは、750年の歴史を持つ由緒ある浴場とのこと。これだ、トルコ風呂を体感しようと思いついた。

港からタクシーを使ってブルサの中心地に着いたのが16時過ぎ。有名なモスクや博物館には目もくれず、観光案内のお兄さんにこのお風呂屋さんのことを聞くと、丁寧に行き方や空港までの帰り方を教えてくれた。イスタンブールはともかく、ブルサで英語を話す人はあまりいない感じ(トルコ国内で4番目に大きい市らしいが)。

それがこのお店である。上の看板はちょっと俗っぽいけど、下の方は歴史を感じさせる門構え。

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入ってすぐに共同休憩所、雰囲気は日本の銭湯みたい。
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着替えは個室になっており、ここで服をすべて脱いでバスタオル1枚のみになる。
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その後、浴室スペースへ。白いタイル張りの部屋がいくつかあり、大きめの共同スペースを囲むようにシャワー室、サウナ室、トイレがある。テルマエ・ロマエの世界風。指示された通りシャワーを浴び、サウナで汗をかいた後、共同スペースの台の上にマットがしかれ、そこに寝そべる。

いかにもトルコ人らしい頑強そうなオジサンがそこでアカスリをしてくれて、そのあと泡たっぷりのソープを塗りたくられ、そのまま泡を落としつつ力強くてシンプルなマッサージ。最後は何度もお湯で頭や体全体を洗い流された。時間にして20分程度か。とてもすっきりさっぱりとした。再びサウナで少し汗をかいて休憩所にもどると、店番のおじさんがテキパキとバスタオルを頭と体に巻いてくれる。

お風呂の後でまったりとリラックス中。
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トルコの名物ドリンク、Ayran(ヨーグルトを水や塩で割ったもの)を飲みながら、一緒にいたトルコ人とおしゃべりする。なんかお肌に艶々感あるねえ。
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そうしたお風呂後の歓談も入れて1時間ちょっと。サウナで汗をかき、アカスリとマッサージをしてもらい、料金80トルコリラ、日本円で1,600円ほどであった。

ちょっとリラックスし過ぎて、戻る時間が遅れて空港に着いたのが20時過ぎ。チェックインカウンターの長蛇の列に驚愕し、そのまま並んでいたら間に合わないことを確信し、係員に頼んで直接対応してもらい、何とか飛行機に飛び乗った。

2日目は想定外のこともあったけど、秋シーズンWBP第3弾となったトルコ共和国の旅は、こうして無事終了した。改めて、トルコは歴史、文明、料理、多様な交通手段、優しい人々、そして道行くトルコ美女などなどに溢れていて、良いねえ。