様々な企業イベント

国家主導型開発経済体制下の国営企業の傘下企業に勤めているおかげで、グループ会社が主催するいろいろなイベントに招待される。我が社への参考にしようという意図もあるが、どちらかというと好奇心が勝って招待されたらヒョコヒョコ参加している。これまで、既述した傘下会社の幹部を招待いただいてのアブダビ皇太子主催のマジュリス、操業を開始した兄弟会社の開所式に参加した。

この2週間の間に、新たに3回こうしたイベントに招待を受けた。食品会社が主催した著名な企業CEOコーチ役（マーシャル・ゴールドスミス、日本語訳著書もあり）の経営者向け講演会、従業員やパートナー企業の表彰イベントが2回。本日は食品会社の社内外表彰式イベントにアル・アイン（アブダビ東方160キロ）まで出かけていった。

会場はUAE大学のイベント会場。会場に到着するとまずは幹部のマジュリスということで、身内の企業幹部が一堂に介しての挨拶、懇談がある。ほとんどが現地エミラーティの中でポツンといると、必ず左右の人が話しかけてくれる。本日は主催会社の女性幹部がいろいろと教えてくれる。

予定の時間になってもすぐには始まらない。まず10-15分は遅れて、それからおもむろに皆で会場に移動する。会場はエミラーティだらけ。

Year of Zayed ということで、入り口には Sheikh Zayed の写真が飾られている。式次第はこんな感じ。

こうした式典はいつも国歌斉唱で始まるが、この国歌がなかなか威勢が良くて耳に心地良い。会長挨拶で始まり、メインは従業員表彰式。毎年の恒例行事とのことであるが、この会社の場合、工場も含めた全従業員1,100名。管理職からオフィススタッフ、工場のフォアマンやオペレーター、新入社員、はたまたドライバーまで、いろいろな分野ごとに多くの社員を表彰していた。日本企業にもこうした従業員表彰制度はあるが、かなり幅広く、多様な社員をモチベートしようという会社の意欲が伝わってくる。

最後は芸人のエンターテイメント的一人芝居でしめだったが、すべてアラビア語でちんぷんかんぷん。適当に同調笑いしつつ、一連のイベントが終了した。

せっかくアル・アインに来たので、博物館を回ろうと思ったが主要博物館はすべて定休日のなかで、唯一アル・アイン・オアシスだけがやっていたので、27℃の照り返しのややきつい中、オアシスを散策する。

広大なオアシスで行きは良かったが帰り道を迷ってしまい、危うく遭難かと危惧したがなんとか違う出口から脱出した（苦笑）。やれやれ。