anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

ラマダーン終了

ラマダーンがいよいよ本日で終わる。今年は5月17日から始まって本日までの29日間だった(年によっては30日間)。その後イード・ホリディと呼ばれるこの国で数少ない連休の祝日に入る。政府系企業は、本日から17日までの4連休、我々のようなプライベートセクターでは、15日、16日の2連休だが、なんのことはない、いつもの金土の週末と重なり、休みという意味では何も変わらない。。

さて、その29日間の勝敗結果(勝敗というのも変な話ではあるが)。

  • 29日間中、UAEにいたのが16日(残り13日はアルメニアと日本等)
  • 16日間は少なくとも限定断食(昼食・間食なし、水分OK)はすべて達成(素晴らしい!)
  • 16日間のうち、夕食時の断酒は6日。お酒を飲んだ10日のうち、外での宴会が8日でこれはOK。しかし家にいたのに酒を飲んでしまった日が2日あり、これはダメ。
  • 行事という意味では、家でイフタールと称する社員懇親会を2回。外のイフタール・テント(シェイク・ザイード・グランド・モスク)での食事1回。

ということで、初年度のラマダーン断食はまあまあ完遂したと自己評価。もっとも日数的には半分ちょっとしかいなかったので、まだまだだが。

仕事面ではこの時期、いろいろなことが起きて忙しかったこともあったが、朝8時30分から昼抜きで、日によっては夕方6時、7時までほぼぶっ続けに集中して仕事ができた。

健康的には、最終日の本日の朝の体重は64キロ台と、当たり前かもしれないが1-2キロほど落ち、体が一層軽くなった気はする。

そうして、何よりこの時期はいろいろな会社・ホテル・団体等がイフタール、スフール(夜9時過ぎから始まる会食パーティ)等のイベントを開催し、街も華やぐと言った、まさに盆暮れ正月的な雰囲気を感じることができた。

断食というと何やら辛い感じがするものだが、イスラームの方たちが異口同音におっしゃるように、1年に一回、自分を振り返り、家族や友人と過ごす時間を増やし、貧しい人たちに心を寄せ、共同体としての連帯を確認するという、とても意味のある時期だということが体感できたと思う。来年のラマダーンが楽しみになってきたね。

ラマダーン・カリーム!

ラマダーン・ムバラク!