アブダビの季節感
週末の日中、家にいる時はすべての窓、サッシを開け始めた(全部で12箇所ある)。気温が最高気温でも35℃前後となり、そうして外気を入れても家の中は空調なしで30℃以下 になってきた。オープンエア生活(外気下で生活できる日々)の始まりである。
思うに、アブダビは日本風にいうと3つの季節の区切りがあると感じる。酷暑の盛夏、普通の夏、そして春である。酷暑の夏は6月から9月までで、この間は最高気温50℃を超える日もあり昼前後の野外作業禁止となるほど。10月は普通の夏で、最高気温35℃前後、朝は20℃台後半まで下がる。そのあと春となって11月から1月くらいまでは気温20℃台、ドライで快適な季節となる。そして2月から5月まではまた普通の夏である。
中東の砂漠の地だと年中暑いイメージがあるかもしれないが、日本の感覚的には春、普通の夏、酷暑の夏という四季ならぬ三季であり、実は1年のうち8ヶ月は日本の夏か春である。今年は日本の夏は異常に暑かったらしいので、普通の夏を超えてむしろ酷暑に近づいた感じか。
昨日の現地新聞にUAEの天気関係の記事があった。それによるとUAEの冬は地理的には12月23日から3月22日か23日までをいい、もっとも寒い月は1月。昨年までの過去15年間の実績では、アブダビの10月の日中の平均最低気温は27.9℃、同平均気温は30.8℃。12月になると平均最低気温は20℃、同平均気温は22.4℃、1月には平均気温が20.1℃まで下がる。まさにこの時期は日本の春であろう。
ちなみにこの間、UAEで一番冷えたのは昨年の2月。ラサール・ハイマ首長国にある1,900m級のUAE最高峰のJabel Jaisで気温零下5.5℃、他の地域でも12℃から17℃にまで下がったという。
今は普通の夏が始まったところだから人々は嬉々として野外に出始める。レストランは野外席を出し、俺の朝飯も時には外で食べる。
これからバーベキューも始めようと思う。
アウトドアスポーツも活発になり、俺もカヤックを再開、最近は商社の知人など、人を集ってやったりしている。2人の商社マンの勇姿。
ヤス・マリーナサーキットのサイクリングには大勢の人が参加してきて、自転車のレンタル待ちが30分近くになってきた。
というわけで、これからアブダビの冬、日本の春に向けて、ますます色々な活動が活発になるのである。楽しみ楽しみ。