ネパール連邦共和国旅行記その2(ポカラ周遊)
疲れ果てて寝入った翌朝、目が醒めるとそこは1,600mの山中であり、気温10℃前後の冷涼な空気の中、目の前には日の出の光に輝くヒマラヤの山々が展開されていた。
左からアンナプルナ・サウス(7,291m)、アンナプルナI(8,091m)、マチャプチャレ(別名フィッシュ・テイル、6,993m)。
ダウラギリ(8,167m)。
アンナプルナ・サウス。
マチャプチャレ(フィッシュ・テイル)。
日の出。
しばし目の前の雄大な山並みに見入る。そしてその自然を背景にネパール全国大会3位のヨガ導師によるヨガ個人教授を1時間受ける。
そうして身も心も清められた後、しっかりと朝食を取ってポカラ周遊に出かける。実は前夜、ホテルのスタッフから明日はお客がいなくて暇だがら、無料でポカラ案内をしたいとの申し出があり、ありがたく受ける。
ラジェンドラ氏、36歳(ちょっと見えないけど)、生粋のネパール人。奥様、娘さん2人の家族をカトマンドゥに残して単身赴任中の彼と終日一緒に過ごす。
こんなローカルバスで、ポカラ市内まで下ったり、ホテルに戻ってきたり。
最初に行ったのが Devi's Fall という滝。ネパール人には滝は珍しいらしいが日本人には目新しくないありふれた光景。その後、Gupteshwor Mahadev Cave というヒンドゥー教シヴァ神の像がある洞窟を見学。
それからフェワ湖南側の丘陵に建つ日本山妙法寺(英語では World Peace Pagoda)に片道1時間かけて登る。そこからはフェワ湖とポカラの街並みが見下ろせる。
そこからフェワ湖まで下ってボートで対岸へ。
その後遅めのランチ。日本食レストランで、2人で650mlのビールの2本、餃子、豚丼、タンメン、焼き飯を食べて合計2,300ルピーほど。海外なのに日本より安く、そして日本の普通並みの美味しさに感激。ラジェンドラ氏は豚丼に感動、こんな美味しいものはこれまで食べたことがないと。
それから観光地で有名なフェワ湖のレイクサイドを散策し、その日も夜7時過ぎにホテルに帰還。ホテルのレストランでビール、赤ワインを飲んでベットにバタンキュー。
翌朝、カトマンドゥに今度は飛行機で戻ることができた。その前に同じ空港で小型飛行機でのヒマラヤ山脈探索コースがあり、30分160ドルのプランに申し込む。
最初は売り言葉が Feel like a birdという、この Ultra Light Plane に乗ろうとしたが、さすがにこの超軽量ぶりにビビる。突風が来たら一巻の終わりではないか。。
そこでこちらに変更。パイロットの横に座る2人乗りタイプ。
飛行歴5年のニヒルなこのネパール人パイロット氏に命を託す。
まさに目の前に迫るマチャプチャレ。
泊まったホテル上空。
あっという間の興奮の30分フライトであった。
こうしてポカラ界隈の大自然、文化、食(日本食だけど)を、市内、丘陵、上空から周遊して満喫したのであった。