春の終わりにアブダビ新名所を楽しむ
以前書いたことだが、アブダビは日本風にいうと3つの季節の区切りがあると感じる。
- 11月~1月:ドライで快適な春(気温20℃台)
- 2月~5月+10月:普通の夏(気温35℃前後)
- 6月~9月:酷暑の夏(気温40度超え+湿度100%も)
中東の砂漠の地だと年中暑いイメージがあるかもしれないが、日本の感覚的には快適な春、普通の夏、酷暑の夏という四季ならぬ三季であり、実は1年のうち8ヶ月は日本の春か夏なのである。
その文脈で言うと、2月中旬の今は普通の夏が始まっているのだが、今シーズンは春の状態が長引いていて、ここ数週間は明け方13℃、日中最高気温22℃、湿度30-40%と快適な(というかアブダビ人には肌寒いくらいの)日々が続いた。しかしながら至近の天気予報だと明日くらいから日中の最高気温が30℃前後まで上がる見込みで、いよいよ夏到来のようだ。
快適な春の終わりを惜しみつつギリギリまで楽しもうと、先の週末は外で体を動かしまくった。金曜日は朝の散歩、夕方のYas Max(フルコース)のサイクリング。土曜日は新たに開園したジュベール・マングローブ公園を訪れてみた。ジュベール島(アブダビ本島からサディヤット島を過ぎて次の島)に1月末にオープンしたマングローブの森を歩く公園である。
まさに春の日和、快晴の昼前11時に行くと、それなりに人はいて賑わっている。
マングローブの中に最大で2.4キロ、途中ショートカットで1キロほどのボードウォークが設置されていて、マングローブの森の中を散策できる。
ところどころに展望ポイントがあって、寄り道しつつゆっくり歩くと1時間ほど散策できる。
小さいお魚さんが見える。
入り口にはコーヒーショップも。
今回は時間が合わなくて利用しなかったがカヤックも営業している。1時間でAED 140。公園そのものへの入園は無料だ。
マングローブの保全に力を入れてきたアブダビらしい新名所である。都心からも郊外からも比較的近くて、マングローブの自然の中を1時間も散歩できてしかもタダ。
開園直後で特にこの涼しい季節の週末の夕方(満潮の時間辺り)は大変混むそうだ。暑くてとても外で歩く気がしなくなる季節が近づいており、その前に訪問することをお薦めしますね。