anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

しみじみと一人で

最後に家族に会ったのが1月3日。アブダビで一緒に過ごした。その後3月には日本で再会するはずだった。あるいは娘が3月後半にアブダビに来るはずだった。その後日本へも、日本からも往来が不可能になった。

最後に国外に旅行したのが2月7-8日。サウジアラビアに Weekend Bullet Back Packerで行った。その後はイスラエルかインドに行く計画を立てていたが、どこの国へも渡航ができなくなった。

最後にアブダビ自転車部の活動、ならびに反省会をしたのが3月17日だった。その後不要不急の外出が不可となり、各種スポーツ・娯楽施設が閉鎖となり、楽しみにしていたドバイ遠征も中止となった。

最後にレストランでお酒を飲みながら外食したのが3月23日だった。社員と韓国レストランで。その後夜間外出禁止、レストランでの食事禁止となり、人と外でお酒を飲めなくなった。

最後に出社したのが3月26日だった。その後在宅勤務となり基本毎日ずっと家で過ごすことになった。

最後に家呑みしたのも3月26日だった。外出禁止開始となる夜8時までに帰れるような早い時間帯で社員を拙宅によんで実施した。それ以後、こうした少人数の集まりも罰金を取るとのお触れが出て、基本できなくなってしまった。

こうしてどんどん行動が制限されていき、息苦しさが増して、今や俺の癒しは朝夕の近隣の散歩(兼買い物)、読書、そしてTeamsによる Virtual Party のみとなった。自転車部の皆さん、社員、ドバイの友人と、2-3日おきにPC相手にお話ししたり、乾杯したりしている。それ以外も家で一人呑み。3月の休肝日が2日、4月もここまで1日(本日)のみだ。

いやーまいったね。仕事の方も風雲急を告げてくる感じになっている。世界中が濃淡こそあれ、この疫病と経済危機の同時発生による人類の危機に直面している。いろいろな人が元に戻るまで下手すると数年、いや、元に戻らずに違う世界になっていくという人もいる。

選りによってそんな時に、日本から8千キロの中東アブダビの地で、家族と離れて一人で、外資系会社の事業運営を担っている。なんかしみじみしちゃうなあ。大丈夫かなオレ。今晩は久しぶり遅くまで仕事をして、こうして独白しながら酒無しで寝れそうです。まあインシャーラーですな。