anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

ニッポン・2021夏

あっという間に日本での夏休みが終わった。この時期、日本に帰るということがますますややこしくなってきている。成田空港到着時の面倒で時間のかかる確認プロセス、日本到着後6日間のホテル監禁と2週間の自宅待機、コロナ感染者急増と再度の非常事態宣言による行動制限と同調圧力拡大、外食でのアルコール一切なし、連日の猛暑、そしてアブダビに帰ってからの1週間のリストバンド監視付き自宅待機などなど。それでも、2021年の夏という、とても特別な時期にニッポンにいれて良かったと感じている。以下、ざっと振り返る。

いつも通り、家族と自宅とその周辺でまったりと過ごし、鎌倉山道を歩き、田舎に帰省して父親の初盆の墓参りをした。田舎でもコロナが急増していて、いろいろと窮屈な状況だったが、親族との交流を限定的ながら実施できた。

アブダビ自転車部の帰国したメンバー、あるいは一時帰国しているメンバーとの交流も実施できた。場所は関東だったが、その一角だけまるでアブダビにいるような感覚を皆で楽しんだ。

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東京オリンピック2020には興奮した。アブダビにいたら生で観ることがなかった数々の名場面に立ち会えた。いまだに野党や一部マスコミは、オリンピック開催と感染者急増の関連を責め立てたり、中止という選択肢はないのかなどのくだらない質問をしていたが、こうした状況下でも、無観客対応含めてぎりぎりの対策を行って、全体的に安心安全にオリンピックを遂行している日本の関係者の努力、工夫に心の底から敬意を表したい。そしてそのことに感謝しながら、1年遅れ、あるいは開催について不透明な中で、努力を重ねて立派に競技を行った選手の皆さんには拍手喝采しかない。

食事は各種和食を堪能したが、やっぱりラーメン(笑)。以下、ラーメン紀行。

ホテル隔離が明けて空港から自宅に帰る途中、どうしても食べたくなって、途中のサービスエリアにちょっとだけ寄って味噌ラーメンを食す。普通の味噌だが久しぶりの日本の味が体に染み渡る。

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自宅待機が解けたあとは、近隣のラーメン屋を一通り。王将の日本ラーメン。

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魁力屋の夏季限定の台湾ラーメン。

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東名海老名SAで食べた柚子塩ラーメン。

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今回のラーメンハイライトは、日経電子版のストーリーに6月に掲載された「ラーメン経済学」で紹介していた、銀座の名店巡り。

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このうち、3のむぎとオリーブの

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蛤そば、

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4の伊藤の

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中華そば・小、

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そして2の創龍の

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白醤油ラーメンを味わう。

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日々進化する日本の多彩多様なラーメン文化だなぁ(驚嘆)。

今回の夏休みの最大のイベントは、愛犬含む家族全員との1泊旅行。時節柄、同じ県内の箱根のペット同伴必須という温泉旅館に出かけていったが、結果的に我々家族1組のみの貸し切り状態。閑静な住宅街の緑に囲まれた、源泉掛け流し温泉宿でゆったりと過ごす。

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芦ノ湖周辺を散歩。

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 広大な富士芦ノ湖パノラマパークも誰もいなくて貸し切り状態。気持ちよさそうに走り回る我が愛犬。

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こうして、特殊環境下の夏であったが、ある意味いつも通りに充実して過ごせた日本の夏ではありました。昨日アブダビに戻り、一人でひっそりと自宅軟禁状態。この急激な落差にちょっと戸惑い中。。