イブの贈りもの
クリスマスイブの日、再びフジャイラに海釣りにでかけた。シーラの大量釣果で気を良くした前回メンバー中心に、幹事役Tさんにいろいろ情報収集いただき、今回はマグロを釣ってやろうという野望である。
時間が早い方が釣れる可能性が高いとのことで、早朝5時20分に港集合との指令。俺はアブダビから来ると2時台出発になってしまうため、ドバイのTさん宅に前泊させていただき、一緒に港に向かった。
5時過ぎには着いたが、まだまだ真っ暗。フジャイラの早朝の街明かりを背に、40分ほどボートを走らせる。
途中幻想的な日の出に遭遇。
そうして最初の釣りポイントに着いて、参加した7人全員で釣り糸を垂らす。今回は前回同様の鯵の生餌でのシーラ釣り、疑似餌でより深海狙いのJigging、さらにボートを走らせながら釣り糸を垂らすトローリングという3つの手法を併用。こちらトローリング。
俺はもちろんこの疑似餌でマグロ狙い一本。
前回の大豊漁と違ってなかなか引きがこない。釣り場をいろいろ変えて、2匹のシーラをY氏がゲットするも、それだけで時間が過ぎていく。そうこうしているうちに俺の竿にビビビッと強い引き。前回で多少慣れていたので、竿をひき、リールを巻きつつ焦らずにゆっくりとお魚さんと勝負。こうして引き上げてみると、何とマグロが釣れちゃったのである。
その後、再び引きがきて、今度はカツオであった。
なんと、ボートでの海釣り2回目の俺が、マグロとカツオを釣ってしまった。ビギナーズラック第二弾というべきか。いやいや、今年1年頑張ってきたので、神様(仏様でもキリスト様でもアラーの神でも八百万の神でも何でも良いけど・笑)がクリスマスイブの贈り物として俺にくれたに違いない。そう思うことにした。
仲間から師匠などとおだてられつつ、満足感いっぱいで帰港した。結局この日の釣果はシーラ3匹、俺が釣ったマグロとカツオ1匹づつ、合計5匹であった。イブのランチ会で食材が十分手に入ったことで、みなで祝いのショット。
ドバイに戻ってTさん宅に皆でおしかけ、さっそく調理。ここではオトコの料理教室が開けそうなY氏中心に、俺以外の(スイマセン)皆で調理に勤しむ。
親子で参加されたSさんファミリーも大活躍。
こうして出来上がった逸品の数々。
マグロ(腰ながマグロという種とのこと)のお刺身。
シーラのお刺身。
シーラの卵の煮付け。
ネギしま鍋(ネギとシーラとマグロの鍋)。
マグロの頭。
カツオのたたき。
カツオと玉ねぎの和え物。
皆で祝杯を上げつつ、クリスマスイブの午後の晩餐は延々と続くのであった。
皆さん、ありがとう。神様、ありがとう。とても充実したクリスマスイブの一日でございました。