anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

続・ラマダーンで調う

本日がラマダーン 26日目。残すはあと3日か4日(お月様が見えるかどうかで変わる)。出張でこの国にいなかった5日間以外の21日間、すべて昼無し断食を継続できている。座禅も出張中含めてほとんどやれている。毎朝の瞑想は心を落ち着かせるね。

運動も通常の期間よりもやれている感じだ。毎朝の体操、週2回のサイクリング、そして週末中心とした海岸ランとヨガ。体がすっきりするね。

そして今回の最大の収穫は宗教系の知識とマインド涵養。まずは下記で主要な宗教の歴史と内容を改めておさらい。

本書のイスラーム教の項で推奨していた下記本を読む。

後半の内容ポイント紹介部分が分かりやすく、実際のクルアーンにトライしてみたいと思った。日本滞在中にAmazonでクルアーンの新しい和訳の下記本が出ていることに気付き、さっそく購入(著名なのは岩波文庫版コーラン全3巻)。

7世紀に20数年かけて預言者ムハンマドが聴いたアッラーのお言葉を、3代目カリフのウスマーンがまとめた壮大な神の啓示集。国や時代背景の違い、話があっちこっちに飛んだり、くどいほどアッラーの称賛の部分が出てきたり、そもそも口述で紙に書かれて読むことを想定していなかったなど、確かに日本人には分かりづらい。それでも上記本に助られて、遅々としながらもあちこち持参しながら半分近く読み進めている。

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クルアーンは唯一アラビア語のみ正当であり、外国語に翻訳したものはクルアーンと見なされない(解説本という整理)という。従って世界中のムスリムの人たちは、アラビア語でこれを(一部のみも含めて)詠むという。こうした深みのあるイスラームを、ラマダーンを契機として感じられていることは嬉しい。

そしてラマダーン期間中の楽しみが、イフタールやスフールと言われる断食前後の交流、会食の機会である。ビジネス関係での公式的な場もあったが、

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なんと言っても友人・知人との集まりが楽しい。M氏の壮行会も兼ねて。

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外での外食も楽しいが、この時期家飲みも充実。久しぶりの『飲み屋佐藤』の再開店に集う。

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ワインベッドセラー(笑)。

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アブダビ自転車部有志で、Sさん宅に料理を持ち寄ってのイフタール。

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会社同僚のSさん宅で、社員とSさんこだわりの手料理の品々を味わう。

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こうして心、体、頭、胃袋とラマダーンを実感、体感、全身が調っていくことでありました。