anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

完・ラマダーンで調う

本日で俺の今年度ラマダーンは満了、心技体の調いも完璧になったね(自画自賛)。この国にいる間は昼食抜き断食を完遂し、座禅や運動もほぼ毎日。宗教関係の本を通じて、宗教心が芽生えてきた(クルアーンはまだ途中だけど。。)。イフタール等の飲み会を通じて、友人との交流も盛んだった(7割は飲み歩いてた感じ。。)。

そして最後の仕上げというわけではないけど、近所に出来た興味深い場所に本日行ってきた。先月オープンしたばかりの、Abrahamic Family House(アブラハム一家の家)である。

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聖書の預言者アブラハムの神を受け継ぐと称するユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3大宗教のお祈りの場、シナゴーグ、モスク、教会が一堂に揃う、この国が謳う共生と寛容の精神が発揮された場所である。ちょうど今読んでいるクルアーンには、これら3宗教の関係性が何度も出てきて(もちろんイスラム最強、キリストやむなし、ユダヤ何なの、といった論調か)、以前よりずっと親近感を覚える。

それぞれの信者のお祈りの場として機能するのはもちろんだが、どちらかといえば観光客用に充実させており、展示物、お土産スペース、そして30分程度のツアーガイドもある。俺は最後の15時40分からのツアーガイドに参加した(入場料、ツアーガイド料とも今のところ無料)。

最初はもちろんモスク。

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続いてシナゴーグ。

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最後に教会。

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いずれも白を基調にした現代的なデザインが眩い。真ん中に展示スペースがあり、そこからそれぞれのお祈りの場につながっている。シナゴーグには初めて入ったし、セム的一神教の世界を徒歩数分圏内で一度に味わえる場所はそうそうないだろう。3大宗教の聖地が集まるエルサレム旧市街でも徒歩15分はかかる。今年のラマダーンのフィナーレとしてふさわしい、とてもユニークな体験ができたと思う。

さて、明日からのラマダーン明けのEid Holidays。今年はどうやら来週月曜日までお休みの可能性高く、週末はさんで5連休となる。ありがたやー、Eid Mubarak!

旅に出ないわけにはいかないねえ。今回は旅心プラス宗教心を合致させ、仏教関連地域に挑むことにした。では今から行ってきます。

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