anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

修行の道の第一歩

お釈迦様の教えに従って自分を見つめ直すきっかけにしようと、自分なりの修行生活を8日間続けた。毎朝の座禅、体操、海岸ラン、その間に3回のサイクリング、1回のヨガと、体の鍛錬と瞑想。

新たな知識習得として、仏教に関する映画を漁ってアマゾンプライムで何本か観た。

  1. 『釈迦』(1963年)
  2. 『三蔵法師・玄奘の旅路』(2016年)
  3. 『空海』(1984年)
  4. 『禅 ZEN』(2010年)

1は日本人が作り、古い映画ということもありちょっとピンボケ感。2は中国制作で映像もストーリーも迫力があって見ごたえあった。3、4もそれなりに有益なインプットとなった。

そして週末含むこの8日間の夜は、誰とも交流せずに家で孤独に過ごす。これはアブダビに来て以来初めてのこと。いつも誰かしら話相手、飲み相手が欲しい自分がいたのだ。さらにこの間、自主的な6日間の断酒。こちらもお酒を本格的に飲みだした18歳以降、恐らく初めてのことだろう。

もちろん本物の修行僧から見たら一笑に付されようけど、俗世にまみれた還暦のおやじにとっては、結構大変なことであった。この2023年5月初めの8日間を、お釈迦様帰依への修行の道の第一歩だったとして、俺の記憶の中にとどめておこう(大げさだね。。)。

さて、この8日間の前後にちょっとした象徴的なイベントが2つあったので記しておきたい。修行に入る前の土曜日、第5回目のフジャイラ海釣りイベントが実施された。今回は総勢9人、うち女性が3人と華やかな会となった。

釣果も、マグロx1(船長)、カツオx2、シイラx1、バラクーダx2、スルタン(という名の小さい赤い魚)x3、ハムールx1と上々だった。

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しかしながら俺は前回に続き、半日ずっと竿がピクリともせずに坊主。そう、俺は坊主なのだ、無用の殺生はしてはいけないのである(ここから坊主という言葉ができたのかな?)。ただし他の方が釣ったお魚は、命をつなぐという意味で無駄にしてはいけない。

マグロ刺身、カツオたたき、シイラムニエル、ハムールは鍋、スルタンは煮付け、そして兜焼きなど、いつもながらの豪勢なお魚料理を、皆様と歓談しながら楽しくいただいた。お魚さんたち、皆さんの命を大事につながさせていただきます。

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そしてもう一つのイベントは、修行のことなどまったく念頭に無かった4月後半に、たまたま見つけたドバイでのDesert Palm X-Country Runという自然に中を走る市民マラソン。10Kコースを登録していて、これが修行の最終日の日曜日に重なった。修行の一つの区切りになると思い、張り切って参加した。

早朝6時スタートに間に合わせるため、アブダビを4時に出発。当日は気温22度と低いものの湿度90%と湿気たっぷり。ドバイ内陸の Melia Desert Palm というリゾートホテル周辺を走るこじんまりとしたマラソンながら、ポロ競技場、馬場を中心に芝生あり砂道あり坂ありの変化に富む自然豊かなコースである。

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目標は1時間以内と定めてスタート。途中、アゴが上がってよたよたしながらも何とかゴールイン(以下主催者提供写真より)。

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結果は10k男子参加者64人中30位(50歳以上参加者19人中11位)、時間は58分46秒と何とか1時間を切ることができた。

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修行の道の第一歩の有終の美を飾るものとして、10kマラソンを目標時間内で完走することができた満足感に浸る。

これらの第一歩修行前後のイベントの意味ありげな結末を鑑みるに、やっぱりお釈迦様に導かれていますね(考えすぎ・苦笑)。

修行 to be continued...