anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

コーチ養成講座修了

昨年5月から始めたコーチ養成講座。

コーチング修行中 - anezakimanのアブダビ日記

この後、第3フェーズの8回もオンラインですべて受講した。10月にあった最後の回では、各人が学んだことを踏まえたプレゼンをする。俺も「60年目以降の新たな人生に向けて」と題して、これまでの人生の振り返り、この講座での気付き、学びに刺激を受けた今後の人生の方向性について、プレゼンをさせてもらった。

こうして3フェーズ、2.5時間/回 x 20回、合計50時間のオンラインベースでの講座を満了した。コーチングというものの基礎的な概念、技術論、そしてクライアントとの接し方、引き出し方などを学んできた。第3フェーズでは個性や感性も踏まえた自分なりのスタイルのアプローチ法も教わった。

そして迎えた最後の第4フェーズ。1月半ばに神奈川の郊外の宿に参集して、1泊2日の合宿形式で行われた。ちょうど日本一時帰国中のタイミングで、俺も参加することができた。

土曜日の朝10時に伊勢原市の大山(おおやま)にある宿に集合。修行の場としての雰囲気たっぷり。

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この宿をベースに翌日の夕方5時までの丸2日間、講師のレクチャー、全員やグループでの意見交換、自主活動、そしてその周辺の山道歩きや遊戯など、心身フル稼働の盛りだくさんな時間を過すことが出来た。次の人生の方向性についても、新たな洞察が得られたと思う。

何よりも、これまでの講座では8千キロ離れていて画面経由でしか会えなかった講師先生と同期の方との濃密な交流は、とても楽しく愉快な時間と空間であった。リアルの場でしか体感できない以下のような修学旅行的ハプニングも。

  • 本格的ランナー趣味のOさん、軽快な山登りの途中の休憩で、崖の途中の木に寄り掛かったところ、木が折れて危うく崖下転落。ご本人は冷静なるも周りは驚愕、その後爆笑。
  • 自称山登り好きのA(俺)、暗闇の下山で固くなって足を踏み外して転倒。講義で教わったりきみ、硬くなる、血流悪化という悪しき概念を身をもって味わう。
  • 夜のレクチャー、意見交換でDさんの想いを巡って10分以上のまったくの沈黙、間。どうなるかと思ったが最終的には新たな気づきが得られた。コーチングにおける間の重要性を実感。
  • A(俺)のいびきが凄すぎて、同室のDさんが耐え切れずに脱出、仕方なく講義室に布団を移して就寝。
  • 宿に混浴の露天風呂。秘湯好きで混浴もOKとのI女史に、一緒にどうですかと言って顰蹙を買ったA(俺)。運営会社からはイエローカード。

また、この地区を初めて訪れたが、山岳地帯の豊かな自然に囲まれ、霊験あらたかな古刹のとても良い雰囲気に魅了された。

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そして、この素敵な皆さまとの奇跡的な出会いに感謝しかありません。

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皆さま、ありがとうございました。引き続き一緒にコーチ道を探究していきましょう。

ラブ・ニッポン総括

3週間過ごした日本からアブダビに戻り、1週間近く経った。しょっぱなから仕事がフル回転となり、プライベートもバタバタしていて、日本滞在時の感動が薄れつつある。でもやっぱり日本愛は不変であり、今回の滞在体験をまとめておく。

家族との交流は前回記した通り。到着時の空港での出迎え、再会のワクワク感から始まり、かなりの時間を濃密に過ごせた。時にはちょっとした小競り合いもあるけど(苦笑)、俺が生きていることを実感できる時間と空間である。

家族といえば、次男の犬も愛おしい。

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いつも通り最初はよそよそしさを見せるが、これも彼なりの俺はこの家の家長であり日常見慣れないやつにはまずは警戒すべきという責任感から(多分そう思っている・笑)。30分もするとずっと付きまとってくる。俺が食べ物をしょっちゅうあげたり、頻繁に散歩に連れていってるせいもあるけどね。

そうして見送りの空港では、いつもながらぐすんぐすん。

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日本での食事の素晴らしさもいつも通り。そして体重の3キロ増もデフォルトとなりました。。

ごはん編

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そしてやっぱりラーメン編。まずは家近くの喜多方ラーメン、会社近くの四川風ラーメンは必須。

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神奈川周辺で食べた人気ラーメン、どれも美味。

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こちらは広島で食べた尾道ラーメン。

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こちらのシュウマイとともに絶品。

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この時期、アブダビから行くものにとって酷寒の日本で、じわーと体を温めてくれる極上のこのお酒も堪能しました。

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さて、今回の新鮮な感動はサウナ、いわゆる”ととのう”体験だ。滞在中、2か所のスーパー銭湯に合計5回行ったが、そのうち下記で「ロウリュ」にはまった。

横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯(旧:日帰り天然温泉 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店) 施設紹介画像3

サウナストーブに水をかけて高温蒸気を発生させ、一気に発汗を促すサウナの本場フィンランドのサウナとのことで、この熱風が半端じゃなく熱く、痛いほどだ。ここでは30分ごとに自動的に水を流して「ロウリュ」が体験できる。結局4回熱風を体験し、マゾ的な爽快感に浸った。こんなことを好きでやってる日本人のことを、砂漠の熱風に苦労させられてきたこの国の人が見たらどう思うだろうね(笑)。

最後に、昨年5月から始めた「コーチ養成講座」の最終編が今回あって参加した。これまでのオンライン参加と違って、1泊2日の完全オフライン合宿形式であり、とても得難い体験であった。これは別途記したい。

こうして元気、感動、気付きをいただけた、今回もとってもラブなニッポン滞在でありました。皆さん、ありがとうございました。

謹賀新年2023年。年男、そして還暦

気が付くと前回アップしてから2週間経ってた。。この間、年号が変わり、干支が変わり、いる場所もアブダビから今は日本だ。そして2023年は兎年、俺にとっては4回目の年男になる。すなわち、今年は還暦を迎えるのである。思えば遠くに来たもんだ~(笑)。

この2週間、まさにうさぎの如くあっちこっち飛び跳ねていた。最初の週は家族と過ごす週だった。元旦早々に近くのスーパー銭湯に行ってリラックス。映画を2本見た。『ラーゲリから愛を込めて』。涙なしには観れず、こんな日本人がいたのだということに感動した。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。初編の『アバター』を家でディズニー・プラス動画で復習していったこともあり、この巨大スケールの叙事詩に酔いしれた。

犬も含めた家族で箱根に1泊旅行に出かけた。箱根の湯を楽しみ、久しぶりに大涌谷に行って目の前に広がる雄大な富士山、ダイナミックな噴煙、そして名物黒たまごを満喫した。

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さらに家近くの動物園に行ったり、息子と二人で横浜の居酒屋で飲んだり。まさに家族三昧。いつも通り鎌倉までの山道を歩き、身近にある大自然にも癒された。

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2週目は仕事ずくめの週。親会社を訪問し、打合せ、会食の連続。広島県に出張も行った。久しぶりの日本株式会社的な慌ただしさにやや疲れながらも、あちこちで歓迎、慰労、激励のメッセージをいただき、改めて今年も頑張ろうと気を引き締めている。

来週の3週目は再び業務お休みとさせていただき、基本家で自省と今後の展望を考察する週の予定だ。

さて、年男と言えば、俺のこれまでの年男だった時の状況を思い浮かべてみる。

  • 12歳:小学校6年生。中学入学前で郷里の新潟でのんびり田舎暮らし。
  • 24歳:社会人初年度。東京勤務、千葉住まい。学生から社会人、そしていろいろな環境変化に戸惑いながら生きる。
  • 36歳:ロンドン駐在初年度。初の海外生活に張り切り、仕事も家庭も刺激的に過ごす。
  • 48歳:東京に戻っていくつかの管理職経験。仕事もそれなりに順調、横浜に家も買い、公私ともに充実。

振り返ってみると、いろいろな変化を経て、一つの分岐点の時期だったと感じている。そして60歳の今年。アブダビ駐在6年目。仕事環境は厳しいながらも徐々に上向いて来ている。単身生活は寂しいが、運動や旅行などの趣味を楽しみ、いろいろなコミュニティーも広がり、ここまでは何とか前向きに過ごしていると言えようか。

還暦とは、「出生時に還る」、あるいは「第二の人生の出発」として人生の大きな区切りとなりうる年と理解している。新年の誓いとして、ぜひともそうした意味・意義のある一年にしたいものだ。

愛する家族のもとに

この年末年始を日本で過ごすことが出来ることになった。愛する家族と過ごせる時間が待ち遠しく、毎日指折り数えて待っていた。本日30日まで仕事があった。半ドンの予定だったが、いろいろと想定外のことがあり、15時過ぎまで会社にいた。

それからお土産を買いに市内のいくつかのお店に寄り、家に帰って洗濯、溜まっていた食器洗い、シャワー、パッキングをする。晩飯を軽くNIRIでとって、お世話になったTシェフ、Mさん•Hさんカップルに年末のご挨拶。そして空港に向かった。

バタバタしたが、ホッと一息ついてラウンジで一杯。

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いろいろあった2022年も終わり、無事に家族のもとに帰れる幸せを噛みしめている。

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さあ、帰るよー。

1年振り返りつつ2つ目の自己新記録

10キロマラソンで自己新を更新したあと、もう一つ年内に記録更新したいことがあった。Yasマリーナサーキットでのサイクリング走破距離である。過去に出した記録が10周、55キロだ。

新記録出しちゃいました - anezakimanのアブダビ日記

あれから1年8か月以上経過した。この間、体操に海岸ランにサイクリングにと足腰を鍛えてきた。前回のマラソンでの記録更新の勢いも駆って、今年中にトライしたいと思っていた。

そして本年のサーキット開放の最終日となった昨晩。仕事が込み入ってて疲れ気味ではあったが、気温20度、湿度60パーセント、微風の絶好の自転車コンディションのなか、ペダルを漕ぎ始めた。

記録を意識し過ぎて走っていると、あと何周かとの考えが強くなり、疲れやすくなる。今回は工夫として、ちょうど年末なので1周走る間ごとにひと月のイベントや体験を思い出し、レビューしてみることにした。例えば

  • 1周目、1月のイベント。日本での一時帰国など
  • 2周目、2月のイベント。砂漠の天体観測など
  • 3周目、3月のイベント。ドバイ・エキスポなど

1周走るごとに1月から始まる各月に体験した出来事を思い出し、その時に感じたことや楽しかったことを振り返るのである。1周(5.5キロ)にだいたい15分前後掛かるので、もちろんネタが尽きることが多いが、少なくとも次の周に入るまでは翌月のことは考えないようにした。

今年の各月の振り返りに集中しつつ、黙々と自転車を走らせる。1年12か月の振り返りをするためには12周することになり、すなわち新記録達成となる。

こうして各月を振り返っていくと、四半期ごとに大きなトレンドがあったような気がしている。1-3月はコロナ明けでイベント再始動期、4-6月はイスラエル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ウィーンへの旅行、カタール、ドイツ、オーストリアへの出張に見られるように海外再展開の本格化、そして本やコーチングやアブダビに来てくれた娘の影響もあり、次の人生への目覚め期、7-9月は日本の夏を家族と過ごした体験から、やっぱりニッポン、やっぱり家族再認識期など。

後半となる10-12月期では、何周も走り続けて体は疲れてきて、足も痛くなってきたが、頭は冴えている。海釣り、フォーミュラワン、シチリア旅行、マラソンや今回のサイクリングなど、新たなことや次のレベルへの挑戦期と感じつつ、結局12月までなんとか到達した。

12周、66キロを3時間で走破、新記録達成である。

さすがに最後はくたくたとなり、芝生にへたり込んだ。

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こうして終わりゆく2022年を振り返って心をすっきりさせ、マラソンに続いてサイクリングでも自己記録更新を達成して体も充実。

それにしても寅年の今年、世界と日本、そしてこの国でもいろいろなことがあった。俺にとっても仕事とプライベートの両面で激動の2022年であった。いつも浸る年末気分ではあるが、今回は特別な気がしている。

まずは本当にお疲れ様でした。

イブの贈りもの

クリスマスイブの日、再びフジャイラに海釣りにでかけた。シーラの大量釣果で気を良くした前回メンバー中心に、幹事役Tさんにいろいろ情報収集いただき、今回はマグロを釣ってやろうという野望である。

時間が早い方が釣れる可能性が高いとのことで、早朝5時20分に港集合との指令。俺はアブダビから来ると2時台出発になってしまうため、ドバイのTさん宅に前泊させていただき、一緒に港に向かった。

5時過ぎには着いたが、まだまだ真っ暗。フジャイラの早朝の街明かりを背に、40分ほどボートを走らせる。

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途中幻想的な日の出に遭遇。

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そうして最初の釣りポイントに着いて、参加した7人全員で釣り糸を垂らす。今回は前回同様の鯵の生餌でのシーラ釣り、疑似餌でより深海狙いのJigging、さらにボートを走らせながら釣り糸を垂らすトローリングという3つの手法を併用。こちらトローリング。

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俺はもちろんこの疑似餌でマグロ狙い一本。

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前回の大豊漁と違ってなかなか引きがこない。釣り場をいろいろ変えて、2匹のシーラをY氏がゲットするも、それだけで時間が過ぎていく。そうこうしているうちに俺の竿にビビビッと強い引き。前回で多少慣れていたので、竿をひき、リールを巻きつつ焦らずにゆっくりとお魚さんと勝負。こうして引き上げてみると、何とマグロが釣れちゃったのである。

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その後、再び引きがきて、今度はカツオであった。

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なんと、ボートでの海釣り2回目の俺が、マグロとカツオを釣ってしまった。ビギナーズラック第二弾というべきか。いやいや、今年1年頑張ってきたので、神様(仏様でもキリスト様でもアラーの神でも八百万の神でも何でも良いけど・笑)がクリスマスイブの贈り物として俺にくれたに違いない。そう思うことにした。

仲間から師匠などとおだてられつつ、満足感いっぱいで帰港した。結局この日の釣果はシーラ3匹、俺が釣ったマグロとカツオ1匹づつ、合計5匹であった。イブのランチ会で食材が十分手に入ったことで、みなで祝いのショット。

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ドバイに戻ってTさん宅に皆でおしかけ、さっそく調理。ここではオトコの料理教室が開けそうなY氏中心に、俺以外の(スイマセン)皆で調理に勤しむ。

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親子で参加されたSさんファミリーも大活躍。

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こうして出来上がった逸品の数々。

マグロ(腰ながマグロという種とのこと)のお刺身。

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シーラのお刺身。

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シーラの卵の煮付け。

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ネギしま鍋(ネギとシーラとマグロの鍋)。

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マグロの頭。

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カツオのたたき。

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カツオと玉ねぎの和え物。

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皆で祝杯を上げつつ、クリスマスイブの午後の晩餐は延々と続くのであった。

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皆さん、ありがとう。神様、ありがとう。とても充実したクリスマスイブの一日でございました。

シチリアの余韻

素晴らしきシチリアの地に感化されて、この島に関連した映画を見まくっている。まずはシチリアを舞台にした1988年公開のイタリア映画。

ニュー・シネマ・パラダイス の映画情報 - Yahoo!映画

『地球の歩き方』の読者の声のなかで、この映画の舞台であるジャンカルド村を見たくて、パレルモから南へ車で2時間ほどのパラッツォ・アドリアーノを訪れたとの記事があった。そこで初めてこの名画の舞台がシチリアであることを知った。

この名画の存在は知っていたが観たことはなく、今回初めてアマゾン・プライムで鑑賞した。素朴なシチリアの田舎の村を舞台として、少年と映画撮影技師のおじさんとの交流が胸にしみる。

次は2019年公開の実話ベースのマフィア映画。

シチリアーノ 裏切りの美学(字幕版)

シチリアーノ 裏切りの美学(字幕版)

  • ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
Amazon

1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化の一途をたどるシチリア。そんな最中、パレルモ派の大物マフィア、ブシェッタと、マフィア撲滅に執念を燃やす判事ファルコーネのやりとりが映画のテーマの一つとなっている。

パレルモでガイドをしてくれた Barbaraさんによれば、彼女が10代の頃(ちょうどこの映画の時代)、パレルモ市街地はいつどこででも人が殺されたり暴力を受けたりで、親から絶対に行くなと言われたとのこと。その流れを変えたのがまさにファルコーネ判事であり、シチリアで最も尊敬されている一人だとのこと。

アグリジェントで訪れたギリシャ時代の遺跡地で、シチリア発展に貢献のあった方たちの墓誌があった。

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そのなかにファルコーネ判事のものもあるよとガイドの Ireneさんに言われて撮ったのがこれ。

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最期はマフィアに爆殺されたファルコーネ判事だったが、彼の残した言葉、"Men pass away, ideas remain"(人は死んでも考えは残る)が心にしみる。

そしてマフィア映画と言えば、何と言ってもこれ。

こちらも超有名な映画であるが、俺はまだ観たことはなかった。今回の旅を契機として、1本平均3時間超のフランシス・フォード・コッポラ監督の名画シリーズ3本、週末ぶっ続けで初めて見た。

中心舞台はアメリカ・ニューヨークであるが、主人公ドン・コルレオーネの出生地がパレルモ南部のコルレオーネである。主人公が故郷を訪れたり、回想シーンなどでは自然豊かなこのシチリアの地が舞台となる。そしてあの有名なニーノ・ロータ作曲の「愛のテーマ」は、シチリアが舞台の時だけ演奏されることに気が付いた。

凄惨な殺戮場面が続出するマフィアファミリーの一大叙事詩であるが、シチリア人の家族の絆、身内の結束の固さもテーマの一つだと感じ入った。シリーズ第三話、最終章の最後の場面では人一倍家族想いの主人公、マイケル・コルレオーネの眼前で娘が殺され、マイケルが泣き叫ぶ重要なシーンが出てくる。この舞台となったのがパレルモのマッシモ劇場で、俺も今回の旅でちゃんと訪問していました。

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こうして、まだまだシチリアの旅の余韻に浸っております(笑)。