anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

3周年!そして新常態へ

俺は2017年9月19日にアブダビに赴任してきたので、本日がちょうど3周年の日となった。リッツカールトン裏にある和食レストラン Tokyo Grill で、一つの仕事の区切りがついたのと併せ、日本人社員に3周年のお祝いをしてもらった(俺が強引に誘った気もするけどね。。)。薄暮の中、運河沿いの野外の会食は気持ちが良かった。

f:id:anezakimanAD:20200920020031j:image

全員で記念写真。今週もお疲れさまでした!
f:id:anezakimanAD:20200920020026j:image

さて、「石の上にも三年」ということわざがある。これは何事も辛抱強く取り組めばうまくいくという意味らしい。俺の場合、辛抱強くやってきたつもりだが、アブダビ生活、プライベートはともかく仕事の方はいろいろと出てきてなかなかうまく行きませんねえ。。

泣き言をいわないことにしたので、新常態に向けた7つの決意など。

  1. 仕事は創業期に新型コロナ禍が重なってうまくいかないのが当たり前。毎日の問題、トラブル、思い通りにならないことを常態と心得よ
  2. 運動ルーティーン拡大強化。毎朝の体操に加えて散歩も毎朝、自転車は部活1回、自主活動2回の週3回。
  3. 人との交流は引き続き活発に。
  4. 新たな知的活動として、来春からの放送大学修士課程復帰目指して修士論文テーマの探索。
  5. 旅行再開はまずアブダビ首長国内から。アルアイン、砂漠方面などを検討実施。
  6. 一方でアブダビ空港から新たな航空会社として Air Arabia Abu Dhabi(シャルジャベースのLCCがアブダビでも会社設立)、Wizz Air(ハンガリーのLCCとアブダビ政府系投資会社JVのLCC)が運航開始予定。さらにイスラエルとの国交開始に伴い、UAE・イスラエル間の定期便を Etihad Airways 含め各社検討中。コロナパンデミックが落ち着き次第、アブダビの空の利便性が一気に拡大する見込み。これらのうち、最初の便から俺の週末弾丸バックパッカーを再始動させるぜ。
  7. 家での一人飲みはしない。

ストイックだなあ。あまり無理しないで自然体で行くけどね。まずは3年間、お疲れさまでございました。

ハッピーハッピー自転車部

なかなかままならない世の中なれど、我がアブダビ自転車部は慶事続き。

自転車部の看板娘、M子さん婚約。旦那は日本語ペラペラのナイスガイのスロベキア人。M子さん、おめでとう。日本男児としては、海外男子に取られるのはやや残念だけど、このM君ならやむなしだね。

f:id:anezakimanAD:20200916040302j:image

長老W氏の誰も知らなかった誕生日に、突然サプライズのお手製バースディケーキ。作ってくれたY夫人に一同驚愕。W氏デレデレ。
f:id:anezakimanAD:20200916040334j:image

というわけで、本日も愛に満ち溢れたアブダビ自転車部でありました。

続々•We are back!!

先週のAl Hudayriat 島に続いて、Yas 島でもアブダビ自転車部の活動が再開した。この島で活動するのはいつ以来だろう。今年初めてかもしれない。しかもちょうどこの日から自転車の無料貸出しも再開された。

f:id:anezakimanAD:20200909040547j:image

この日は自転車6名、歩き2名の合計8名での活動再始動。

f:id:anezakimanAD:20200909033946j:image
活動後のこの活き活きとしたお姿!
f:id:anezakimanAD:20200909033953j:image

反省会は野外パブ。
f:id:anezakimanAD:20200909033933j:image

いやー、いよいよ We are really back!! ですな。

続•We are back!!

 アブダビ自転車部の活動も、ついに復活することが出来た。記録をたどると最後に活動したのが Al Hudayriat島での3月17日。それ以来実に170日振りの再開である。自転車のレンタルはしていないので、マイ自転車の無い部員はジョギングでの活動となったが、合計5人が午後6時、気温37度の中で久々に集結した。
f:id:anezakimanAD:20200904015105j:image

かなりのサイクリストが戻ってきている様子。
f:id:anezakimanAD:20200904015114j:image

夕暮れの風が心地よい。夕陽に向かってスピードを上げる。
f:id:anezakimanAD:20200904015056j:image

久々であり、コース内では新たな発見が。海に張り出す形で遊歩道が出来ていた。
f:id:anezakimanAD:20200904015046j:image
サッカーグランドに体育館。
f:id:anezakimanAD:20200904015052j:image

こうして各人が自分のペースで心地よい汗をかいたあと(俺は2周)、いつもの中華レストランで反省会を実施。反省会のみのお二人も参加、部員の慶事の報告もあり、大いに盛り上がったことでした。アブダビ自転車部、万歳!

ロスト6か月からニューノーマルへ

2020年8月が終わる。振り返ってみれば、中国発の新型コロナによるパンデミックが他の国と同様にこの国にも襲いかかってきて、各種外出規制、商店やレストラン制限、出国禁止が始まったのが3月からであった。

ちょうどこの6か月の間は、仕事では休暇でインドに戻った社員10数人が戻ってこれず、さらに当地の社員に感染者が出て濃厚接触者含めて隔離、工場や事務所の消毒も行って断続的な工場閉鎖を余儀なくされた。その他もろもろのことが重なって、ろくに考えることなく日々起きたことにバタバタと対処してきた。さらにこの間の3か月ほどは、初体験の在宅勤務となり、同僚や社外関係者とのコミュニケーションにも苦労させられた。

プライベートではロックダウンによる自宅軟禁状態が日常となり、週末弾丸バックパッカーどころか、レストランで仲間と気軽に酒も飲めなくなった。仕事のストレスと息抜きできない状況から、後半は半ノイローゼとなって7月に無理やり日本に一時帰国して一息つけたといった感じであった。いわば2020年の3月から8月までのこの6か月は、俺の人生の中で「失われた6か月」、「泣き言だらけの半年間」として記憶されるかもしれない。。

さて、明日から9月である。もはやこの状況は異常でも緊急事態でもない、ニューノーマルと覚悟を決めて、新たな気持ちで仕事やプライベートの再設計をしなければと少しづつ思い始めている。仕事では市場環境の悪化をエクスキューズすることなく、あらゆることを考えて、チーム一丸となって前に進まねばならない。そのための準備も少しづつ進めている。

プライベートでは、家で一人で酒を飲むことが激減した。8月は酒無し日が10日にもなった。半アル中からの脱却である(苦笑)。もちろん同僚、友人、知人との会食、交流はココロの栄養源、息抜きとして続けていくが、家で一人で酒浸りになるのは極力止めよう。

身体の息抜きの方は、当面は一人での近所の散歩とYas島一周サイクリング。一方で自転車部の活動の方は近々再開できそうだ。旅行は当面無理だろうけど、アブダビ首長国内やPCR検査受けてのドバイツアーを検討したい。

ということで、9月から新たな人生の出発のつもりで頑張りたいものです。いやいや、頑張らずに自然体だね。

同志帰任

日本からアブダビに帰国してからほぼ1か月。この間、この国でも毎日の新規COVID-19陽性患者数が今月初めの100人台から至近では500人前後まで増えている。やはりドバイ首長国での経済開放政策のせいか、噂ではドバイでの発生者が圧倒的なようだ。

一方でアブダビ首長国内では国民・居住者を残らず全員検査するという方針の元、突然アパートの前にPCR検査団が現れてエミレーツIDを一旦取り上げて、強制的網羅的な検査推進が引き続き行われているようだ。俺の家は田舎なので当分来ないことを祈るが。

そういう相変わらずの2首長国の対応の緩急の違いのせいで、アブダビ国境封鎖政策が続いている。アブダビ首長国への入国時の規制として、これまでの1に加えて2が最近追加となった。

  1. 受領後48時間以内のPCR検査陰性結果の場合、同結果のみで入国が可能。
  2. 受領後48時間以上6日以内のPCR検査陰性結果の場合、受領後48時間以内のDPI検査結果も併せて必要

これでは当分自由にドバイとの行き来はできそうにない。。実はドバイ中心部に我々が大好きな日本的居酒屋の富士屋の2号店、木村屋が最近オープンした。こうした状況下、まだ行けてない。下記はWeb記事から取ったのだが、早く行きたいねえ。 

Restaurant in Dubai

さて、そんな動きの中で弊社でも転機があった。5年間に渡り工場操業のキーマンとして勤務してくれたN君が、出向元の日本企業に帰任することになった。赴任時、何もない砂漠の地のコンテナキャビンの事務所で、会社の仕組みを一から立ち上げ、建設業者と交渉しながら新工場建設を推進し、インド人技師やオペレーターと渡り合いながらチームとして操業指導、試運転を指揮し、商業生産開始に結び付けてくれた恩人、同志である。

初の海外駐在、当初は英語もままならない中で、VISA取得が遅れるなどご家族の方にも大変ご苦労いただいた。一番若いということで宴会や弁当の手配などの総務庶務全般業務、さらには家での鍋、天ぷらなどの手料理の数々で私生活でも大変お世話になった。本当に感謝感謝である。N君、本当にありがとう。ご苦労様でした。

職場での最後の日のご挨拶。

f:id:anezakimanAD:20200828181153j:image

日本での引き続きの活躍を祈念しています。

さて、後任もN君。仕事はこれから順次だが、料理の方はやはり前任の方が上手のようで、歓送迎会のてんぷらパーティーでは指導を受けながら四苦八苦。まあ長い目で見ましょう(笑)。
f:id:anezakimanAD:20200828181157j:image

新たなメンバーで、また頑張っていきます。

We are back!!

アブダビにおけるHome Quarantine 期間が満了。この1週間は久しぶりに事務所に出社して戦線復帰を果たした。さっそくいろんなことが起きてくたびれ果てている。本当に仕事は思い通りに行かないなあ。。

プライベートも方もほぼ全面展開。食事では自宅飲みに加え、韓国料理Madang、中華の Panda Bao Bao、Restaurant China(レスチャイ)、和韓の SUSHIMARU、そして和のTOKIと、いつものお店は一通り復活。レスチャイでは自転車部の仲間と久しぶりの飲み会。8月末で帰任予定の弊社のN君の送別会も併せて実施していただく。記念の盾をもらってニッコリのN君。長い間ご苦労様でした。

f:id:anezakimanAD:20200824024644j:image

ハナモクは仕事でグッタリして同僚と2人でひさびさの MATSU。まだ限定メニューだが、カウンターで日本人シェフと語りながら和の肴をつまみながらのビールは格別。
f:id:anezakimanAD:20200824024654j:image

そして週末はこれも久々の早朝 Yas島サイクリングにリヴァイブ。
f:id:anezakimanAD:20200824024703j:image

その際にYas Marina Circuitに寄ったところ、日と火の夜のサーキットコース開放が再開しているという。さっそくその日の夜、愛車アル・ラハ号で駆け付ける。サーキット入り口で検温あるも、コース内ではマスク不要。自転車はレンタル無しの持ち込みのみ。入口はサイクリングと歩行者で分けており、入口と出口も分けたりとソーシャルディスタンスを徹底している。
f:id:anezakimanAD:20200824024651j:image

コロナ禍に加えて、夜7時ながら気温37度、湿度60%という蒸し暑さもあってかコース内はガラガラ。5周して全身汗びしょになりながらも、変化と起伏に富む Yasサーキットコースのランを楽しんだ。

f:id:anezakimanAD:20200824024657j:image
f:id:anezakimanAD:20200824024647j:image
f:id:anezakimanAD:20200824024712j:image

こうしてアブダビでもいろいろなモノ・コトが少しづつback してきた。関係者の熱意と努力に感謝するとともに、俺も少しでも応援すべく積極的かつ注意深く動き回っていきたいものだ。