ジャパン・ウィーク
日本は酷暑のようで、首都圏でも最高気温が40℃近いらしい。アブダビはここ1-2週間は日中の気温40℃前半と、日本とあまり変わりない。暑さ慣れしているこの国の人にとっては、この時期としてはむしろ涼しいくらい。首都圏はヒートアイランドでもあるし、大変だろうね。
さて、先週が UAE-China Week だったとすれば、今週は(かなり個人的な話で対比するのもおこがましいけど)ジャパン・ウィークだ。普段、ゴルフせず日本人コミュニティー活動にも熱心ではない俺にとって、会社関係以外の日本人と話したり交流したりするのは稀だが、今週はいろいろあった。
日曜日、旧知の商社さんから「異業種焼肉交流会」なるお誘いをいただいた。折角同じ時期に同じアブダビに駐在しながらも、業種が異なると交流の機会はそれ程多くはないのではないかという問題意識から企画いただき、商社、石油会社、エンジ会社、制御系メーカー、重工系メーカー、外資系メーカー(俺)の6人が集まって、韓国焼肉屋で焼肉を頬張りながら賑やかに交流した。業種もそうだが年齢的にも上は70歳以上から下は40歳台後半まで、幅広い層の人が参集し、おもに与太話に花が咲いた。これは楽しかったね。
月曜日は、日本国政府のUAE要人に対する旭日中綬賞の授与式が日本大使館主催で行われ、それに招待いただいて市内のホテルに赴いた。受賞者は Abdulla Nasser Al Suwaidiという元アブダビ国営石油会社(ADNOC)総裁で、功績は日本へのエネルギー安定供給及び日本・アラブ首長国連邦間の関係強化に寄与とのこと。
受賞者を囲んでの記念写真。右からUAEのエネルギー・工業大臣、現ADNOC総裁、受賞者、在UAE日本国大使、お一人おいて当地での日系最大級石油会社の本社社長。
とまあ豪華なメンバーであり、ご尊顔を拝せたのも良かったが、美味しいお寿司が出て食べれたのもグーでしたね。こうした大使館主催のイベントでは、後半にお酒も出てくるのだが、今回はさすがに最後までなかった。
火曜日。久しぶりにアブダビ自転車部の活動に参加できた。今回は部員5名が参加し、みなさん汗びっしょりかきながらも4周完走した。お楽しみはその後の食事会。イエメン料理レストランで、中東風に胡坐をかきながら車座になって、イエメン風炊き込みご飯(チキン乗せ)、レバー、白身魚焼きを堪能した。いつも通りアルコールなし、中東風の酸っぱいヨーグルト飲料とミネラルウォーターで渇きを癒す。
右上の紅葉おろし風のピリ辛タレをご飯にかけて食べると抜群に合う。
最後は日本の話題。今は夏の甲子園予選の真っ盛りだと思うが、妹から連絡があり、我が母校が38年振りに県予選の準決勝に進んだとの連絡が入る。38年振りと言えば、俺が高校3年の時のことで、確かに応援に行って準決で敗れた時ではないか。そして準決にも勝って、60年振りに決勝進出の報。
元野球少年だった俺は、ネットで決勝の状況をチェックしつつ、アブダビから応援メッセージを送っていたが、10対1の大敗。残念ではあるが、酷暑の中で頑張った後輩の皆さん、ご苦労様でした。
というわけで、先週も触れたような日本人の温かさ、素晴らしさ、頑張りが感じられた日々でありました。