(木村屋M)x (一幸舎)x (木村屋B)
ということでさっそくドバイへ、しかも表題そのもの(笑)。以下、食レポ。
木曜日、仕事を終えて一路ドバイへ。木村屋Mとは木村屋マリーナ店で、ここで社員との懇親会。
日本人3人に加えて、ドイツ人、インド人、レバノン人の多国籍同僚と仕事、家族、趣味の話などで盛り上がる。ここでしか飲めないメガ酎ハイをがぶ飲み、さらにM店長差し入れの日本酒で、最後はよく覚えていない。。
翌日ランチ。せっかくドバイまで来たからということで、前回来たシャルジャのラーメン屋さん再訪。
前回は初めてアブダビ自転車部メンバーで来て、メニュー検討しないまま勢いで頼んだが、今回は事前情報でじっくりメニュー考察。
考察結果は下記。
出てきたラーメンは改めて絶品。麺もスープも美味しすぎる。
こんな味玉が他のどこで味わえようか。
唐揚げは一個から注文できて、こちらも絶品。パリパリ皮にジューシーな鶏肉がたまらない。
俺がお店に行ったのは14時半頃で空いていたが、お店には2組のエミラーティがいて、地元民にも愛されている模様。そしてお店の隣には同じ経営で日本の駄菓子屋風の雑貨店も。
その夜は木村屋B(ビジネスベイ店)。
こちらは日本人関係者での懇親会。
昨夜に引き続き、ビール、ハイボール、サワーと飲み続け、最後のしめはラーメン二郎うどん(というのも変な日本語だけど)。これでハーフ。。
ラーメン二郎の濃い目のスープに Maru Udon の太めしこしこ麺がたまりません。
というわけで、ドバイの絶品日本食を楽しんだ2日間でございました。
それにしても、この2つのお店はマーケティング戦略的にとても理にかなっていると感じる。
- これまでこの国になかったユニーク、もしくは差別化できる商材(日本の多彩な居酒屋メニュー、鶏の白湯ベースの美味しいラーメン)を、
- お手頃な値段で(日本人は経営者かチーフコックのみ、あとは大部分フィリピン人によるオペレーションコスト低減化)、
- 地域戦略を考え抜き(木村屋は空港近く、マリーナ地区、ビジネスベイ地区というドバイ3中心地域を押さえるドミナント戦略、しかもそれぞれのお店のブランド戦略をちょっとずつ変えている、一幸舎は出店コスト安くてドバイから気軽に行けるシャルジャ進出、しかも日本雑貨店を隣接させることでシャルジャまで行く魅力度を高めている)、
- プロモーション的には一部SNSも使っているようだが口コミが威力(俺も期せずしてそれを担っている・笑)、
- 結果、魅力ある日本の商材を日本人のみならず、エミラーティーから欧米系、アジア系のエクスパッツまで取り込むことに成功(木村屋Bでは日本人は我々一組のみ、欧米系が目立っていた)。
マーケティング用語である 4P(Product, Price, Place, Promotion)の最適化を見事に図っている。この国のビジネスにおいて、韓国や中国の勢いが強くて日本の存在感の低下を感じているだけに、日本のユニークな食文化を担っているこれらのお店には、頑張って欲しいですね。