ラマダーン変遷
簡易版ラマダーン断食(朝食と夕食以外は食べず、水分は許容)とはいえ、12日間継続中である。しかも断食中にかなり運動していて、昨日は夕食前の午後5時に Al Hudayriat 島に行って、強風で砂塵が舞う中、誰もいない無人のサイクルトラックを2周(20キロ)した。
こうなったら残り3日間も完遂したいものだ。そうなると、ラマダーン期間30日間のうち、半分は一応断食に参加したことになる。
さて、俺は今年でラマダーン経験5年になる。うちコロナ禍中の2年はまともに外に出れず、精神的・体力的にも断食どころではなかった。コロナ前の2年は、今回と同じようにできる範囲で簡易断食を実行した。今年はその精神を復活させて取り組んでいるわけである。
この5年間、コロナ前とコロナ後でラマダーン風景も様変わりした。コロナ前はおおっぴらに事務所で何も食べれず飲めず(隠れてこそこそ)、昼はほとんどのレストランは閉まっていて、一部ホテル等の外人向けレストランでは食事するスペースは外から見えないように白いカーテンで覆われていた。ちなみにアブダビにもっと前からいる人に言わせると、昔は車の中で水を飲んでいると窓をガンガン叩かれて叱責されたそうだ。。
今年はどうか。少なくとも海外駐在員が行くようなレストランは、昼間からフツーに営業していて、食事はおろか、太陽が燦燦と照っているなかでお酒も堂々と飲めるのである。
インターコンチネンタルホテルのベルジアンカフェ。
ビーチロターナホテルのブラウハウス
家近くのジャマイカレストラン
お馴染み、NIRIもDaikanも一般客が行き来する通り沿いのオープンスペースで、昼からのお酒もまったく問題なし。隔世の感ありだ。もっとも善良なムスリムの方は眉をひそめているかもしれないけどね。俺にとっては早い時間から飲めてしまう誘惑に困ることもあるけど。。
UAEが進めている一連の世俗化、規制緩和の一環でありがたいことだと思うけど、ここまでくると何だか本当に中東アラブの国にいるのかなという複雑な想いもよぎりますね。