anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国旅行記・中編

3日目、モスタル訪問

サラエボから南西へ130キロほど、クロアチアとの国境に近いモスタルを訪問した。ここはオスマン帝国占領下の16世紀に建設されたスターリ・モスト(古い橋という意味)が有名で、世界遺産となっている。この橋もボスニア紛争中の1993年にクロアチア軍に破壊されたが、ユネスコの支援で2004年に再建された。こうした歴史物とともに、この日の楽しみはボスニアの豊かな自然を楽しむことである。

朝7時15分サラエボ発の列車に乗り込む。料金は往復で20マルカちょっと(10ユーロ、マルカは現地通貨だがユーロと固定レートで2マルカ=約1ユーロ)とお安く、車内もまあまま。モスタルまで2時間ちょっとの鉄道の旅である。

f:id:anezakimanAD:20220509004028j:image

まずは列車車窓からの風景。川沿いを走り、起伏に富んだ地形に癒される。帰りの早朝の列車からの幻想的な風景。

f:id:anezakimanAD:20220509004459j:image

f:id:anezakimanAD:20220509004502j:image

f:id:anezakimanAD:20220509013053j:image

モスタル駅に着いたのが9時30分。ホテルに荷物だけ預けに行ったら、日本人ですねと言って、親切にも無料で早期チェックインさせてくれる。気分よく市内散策に向かうが、今回もやはり現地のガイドを頼む。1人だけの突然依頼だったので40ユーロとややお高かったがやむなし。

まずはお昼をボスニア料理へ。再びパン包み肉 with ビール。

f:id:anezakimanAD:20220509005433j:image

アランというガイドと合流。彼にいろいろと案内、説明してもらう。やはり川と橋が印象深い。

f:id:anezakimanAD:20220509014915j:image

f:id:anezakimanAD:20220509013544j:image

こちらが世界遺産のスターりモスト。

f:id:anezakimanAD:20220509013551j:image

ここにも戦禍跡。

f:id:anezakimanAD:20220509015005j:image

このビルからスナイパーが多くの人を射殺したことから、スナイパービルと呼ばれていたと。

f:id:anezakimanAD:20220509015008j:image

ガイド終了後、現地赤ワインで一休みし、

f:id:anezakimanAD:20220509013623j:image

タクシーで郊外に出てみる。ポチテリという地域。オスマン帝国時代の古い町で、丘の斜面に沿って建物が並ぶ。左側の建物はモスク。

f:id:anezakimanAD:20220509013929j:image

さらにブドウ畑を見ながら西へ。この辺りがこの国のワインの一大産地。

f:id:anezakimanAD:20220509013945j:image

森の中からわきでるように流れる大瀑布、クラヴィツァの滝。

f:id:anezakimanAD:20220509013932j:image

f:id:anezakimanAD:20220509015854j:image

モスタル市街に戻り、再び伝統的ボスニアレストランでディナー。

f:id:anezakimanAD:20220509020614j:image

f:id:anezakimanAD:20220509020611j:image

ハーブベースのラキアでしめる。

f:id:anezakimanAD:20220509020608j:image

自然の恵みをたっぷりと浴びて、3日目も大満足のうちに終わったのであった。