anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

インド共和国(ビハール州・UP州・デリー)旅行記・中編

もともとは仏教の聖地として、お釈迦様が生まれたルンビニ、お釈迦様が入滅されたクシナガールも訪問予定に入れていた。しかしルンビニはネパール領であり、俺のインドE-Visaではネパールから近くのインドの町に直接戻れないことが分かり、ルンビニから比較的近くにあるクシナガール含めて今回は訪問を断念した。

そこで余った日を、せっかくなので世界的に有名なタージ・マハルに行ってみることにした。併せて首都であるデリーの見学にも1日取ることができた。

Day 1-2(デリー到着、アーグラー)

初日夕方、デリーに到着したのち、有難いことに出向元会社のデリー会社が日本からの出張者を迎える夕食会があり、そこに合流させてもらうことができた。そこで美味しい日本食、ビール、サワーを堪能、これから先のインドバックパッカー旅に備えることができた。

2日目のアーグラー観光はTripadvisorで見つけた1日ツアーを予約していた。デリーからアーグラーの往復は特急列車を使い2時間弱。ホテルからニューデリー駅までお迎えの車がアレンジされ、さらに電車の席まで連れて行ってくれる。インドの駅は超混雑、混とんとしているのでこれは助かった。

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しかも列車内で朝食も出ました。

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アーグラーの駅に着くとさっそくガイド氏が出迎え。日本語を独学して達者な30代のアーディル氏。

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そのままタージ・マハルへ直行。説明不要な世界的に有名な世界文化遺産。ムガル帝国第5代皇帝、シャー・ジャハンの若くして亡くなったお妃さまのお墓。

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帰るころにはインド人観光客でいっぱいに。

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お次はアーグラー城。ムガル帝国第3代皇帝、アクバルが築いた宮殿。赤砂岩の城壁が印象的。

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ここからもタージ・マハルが美しく映えて見える。

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もう1か所、ベイビー・タージと呼ばれているイディマド・ウッダウラー廟を訪問。

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こうしてムガル帝国絶頂期の偉大な建築物をじっくりと見て、デリーへの帰途に着いた。

ここで小波乱が。帰りの特急電車の指定席がダブルブッキングだったらしく、あちこち席を移動させられたあげく、とりあえずここにと即席の席に座らされた。。

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隣の男性は同じツアーに参加していた米国人。お互い苦笑しつつ、ガイド氏にWhatsAppで苦情メッセージ。30分くらいしてから、どうにか車内の席に移動できた。ニューデリー駅でお迎えドライバーと合流し、無事にホテルに帰還。

Day 7-8(デリー市内、アブダビ帰国)

お釈迦様足跡ツアーも満了し、デリーに戻って来た翌日。デリー市内観光に出かける。今回は誰のヘルプもなく個人行動。北から南に廻ろうと、ガイドブック片手にまずはメトロでオールドデリーに向かう。Chandni Chowk駅で降りてすぐ近くのマハトマ・ガンディー公園へ。世界が誇るインドの偉人の像を尊敬の眼差しで見ていると、真昼間からいい歳をした男性がその下で寝ている。今のインドを象徴しているみたい。

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その後、ムガル時代に首都デリーの城下町の目抜き通りだった Chandni Chowk通りを散策しつつ、シャー・ジャハンが建てた広大なラール・キラー、別名レッド・フォートに向かう。

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このあとはすべてオートリクシャーを使って移動。まずは国立ガンディー博物館。ガンディーの生涯を写真や記事や模型で表現しており、興味深く2時間ほど熱心に見て廻った。

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活動の拠点となったアシュラムの模型図。

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暗殺された当時の記事など。

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そこから隣接しているラージ・ガート(ガンディーが暗殺された翌日火葬されて眠るお墓)に行く。

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南下して国立博物館で特別展示の仏陀展を見学しつつ、さらに南下してガンディー記念博物館(Ghandhi Smritu Museum)に足を延ばす。ここはガンディーが最後の144日間を過した家をそのまま博物館にして公開している。ガンディーの生涯や最期の24時間をジオラマで視覚的にたどれる展示もあり、興味深い。

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こうしてこの日は結果的にガンディーの足跡をたどることがメインのデリー市内観光となった。

さて、この日インド最後の夜、食事の約束をしてあった。3月にウズベキスタンのサマルカンドで偶然お会いして一緒に食事をしたSさんである。ハウス・カースというさらに南下した場所にあるお洒落なエリアのチベット料理屋で、3か月半振りの再会を果たした。

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お互いの近況話、インド人談義、インド旅行経験談と話は尽きず、この若き友人と2次会もお付き合いさせていただき、何とかホテルに舞い戻ったのであった。

翌日の帰国日。夕方便だったのでホテルでゆっくりと過ごし、空港に向かったところ、なんと社員と遭遇。帰国中のインド人ご夫婦と、そこに合流したフィリピン人の女性社員。

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まったく、最後の最後までご縁に恵まれた、素晴らしい旅でありました。