anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

お隣さん

水曜日、いろいろ仕事が溜まっていたが、疲れちゃったので仕事を早々に切り上げて会社同僚2人と飲みに行くことにした。日本と違って帰り際に気軽に赤提灯に立ち寄って、というわけにはいかないが、前にも行ったことのある Yas Island のベルギービールの店に皆で参集した。

美味しいビールとムール貝、ラムシャンクなどをいただきながら、2時間ほどおしゃべりして過ごし、機嫌良く家にたどり着く。そうしたところ、お隣のトルコ人から、トルコから娘と親戚が来ていて一杯やってるけど、来ない? というお誘いをいただく。こちらもほろ酔い気分で好い加減になっているので、Why not? と喜んで参加させてもらう。

このお隣のトルコ人家族、建設会社重役のお父さん、前はイスタンブール空港で勤めていて旦那の赴任に伴って辞めてアブダビにきたお母さん、そして高校生の娘さんの3人でお隣に住んでいる。お父さんも昨年赴任してきた当初は単身赴任で、その後数ヶ月後に奥さんと娘さんがやって来たこともあって、お隣の単身赴任風の日本人を気にしてくれていたらしく、ある日朝会った時に、家での夕食を誘われた。

それ以降、夕食やランチなど数回お誘いを受けてすっかり仲良くなった。何しろバルコニーを共有しているお隣同士である。こちらも時々家でパーティーをやる時には来てもらって、参加者に紹介したりしている。エルトゥールル号まで遡る日本・トルコ交流の歴史話で盛り上がり、お互いのエクスパッツ(UAEで海外からの駐在者をこう呼ぶ)同士の苦労話など会話は尽きない。

この晩は、イスタンブールに一人で住んでいる大学生の娘さんと親戚ご夫婦が遊びに来ていて、家族親族での夕食後のナイトキャップに参加させてもらった。トルコの名物蒸留酒のラクに、俺が以前贈呈した日本の焼酎をチャンポンにして機嫌良くおしゃべりしながら飲んでいくうちに夜は更けていく。結局10時くらいから1時まで飲み続け、数十歩先の家に戻った。翌日は久しぶりの軽度二日酔いとなった。

この素敵なお隣さんとの縁に感謝しながら、これからも楽しく交流していきたいものだ。

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