成田空港•実況6時間
エティハド航空EY878便は、予定より30分遅れの16時30分に成田空港にタッチダウンした。スマホをオンにすると友人から驚愕な知らせが。アブダビ首長国のグリーンカントリー指定国から日本が外されたという。
これまでワクチン接種完了者に免除されていたUAE入国後の自宅待機が復活、しかもこれまでの5日間から7日間に延びたと。懸念していたことが実現してしまった。しかもよりによって日本到着のちょうどその時に知らされるとは。。
重い足を引きずりながらも、気を取り直して空港内での入国プロセスに進む。下記17ものチェックポイントを経て、最終的にホテルの部屋に入れたのは22時30分。ちょうど6時間の長い長い道のりであった。
- 飛行機から降りて建物に入って一旦待機
- 書類チェック
- コロナ唾液検査
- QRコードなどの書類チェック
- 3つのアプリのインストール・動作確認
- 書類チェック
- 情報の登録
- 待機場所の座席登録
- 座席の受付
- 座席で待機
- コロナ陰性確認後、移動
- 入国審査
- 荷物ピックアップ後、税関を経て空港出口へ
- そのまま空港内の別の場所に移動、待機(水とパンなどの軽食が置いてある)
- バスに乗って移動
- ホテル着、受付
- ホテルの部屋に入る
歴史、文化、思想、国家の政治形態、経済状況、人口規模や内訳、国民性や国民の考え方、デジタル社会への順応性など、俺が最近行き来している2国はあまりにも違うので、簡単にはどっちが良い悪いとは言えないけど、アブダビ入国時に掛かる時間はコロナ禍以降でも常に1時間以内であることを考えると、改めて日本とアブダビのあまりの違いに愕然となる。
部屋で支給された弁当で遅い夕食を取る。疲れていてお腹が減っていたせいか、これがまた美味しい。
膨れたお腹で冷静になって考えてみれば、日本にやって来るすべての人々、日本人・外人、老若男女、スマホの有り無しなどにそれぞれきめ細やかな対応や配慮を完璧にしようと思ったら、上述のプロセスもありなんだろう。そうした考え方・行動様式(きめ細かく配慮して完璧を目指す)が日本中のすべての方法、プロセスに反映されている結果として、いろいろと時間が掛かったり効率性を妨げる部分もある。良し悪しは別として、それがニッポンなんだなと改めて納得してベッドに入るのであった。