anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

オミクロン、やれやれ

本日で2週間の自宅待機期間が終わる。今回はホテル待機が無く、全部自宅で過ごせたから良かったけど、その分長くも感じた。前回アップ通り、やんちゃもせずに基本おとなしく家や家周辺で安寧な日々を過ごしてきた。世界もそうした平穏な時間を取り戻して欲しいと願っていたが、オミクロン変異種の台頭でそうもいかないようだ。。

いろいろ情報が毎日変化しつつ飛び交っており、正確な情報は部外者の俺にはよくわからないが、少なくともここ数日の日経新聞の報道によると。

  • 世界健康機関(WHO)によると、21日時点で変異ウイルス「オミクロン型」の感染は106カ国に拡大し、世界各国で猛威を振るい続けている。
  • ドイツでのオミクロン変異種感染者の累積感染者3,198人、最近1人の死者者が確認された。
  • イタリアの新規感染者数は約4万4600人と、2020年11月のピーク(約4万1000人)を上回った。国立衛生高等研究所によると、オミクロン型の感染が3割近く。
  • 英国でもオミクロン型の感染拡大が止まらない。23日発表の新規感染者は約12万人と、2日連続で10万人を超えた。うちオミクロン感染者が9割に上ると。
  • タイ政府は22日、オミクロン型の累計感染者数が前日より41人多い104人になったと発表した。大半が入国者から見つかっており、21日に入国時の隔離を免除する制度の一時停止を決めた。

UAEでも、昨日の発表ではコロナ全体の新規患者数が1002人と、久しぶりに千人台に戻ってしまった。ドバイ万博のスシローで、日本人従業員10人の新型コロナ感染者が出たことが、こちらのニュースでも紹介されている。

俺は今年、これまで1月、4月、7月に日本に帰国しているが、帰るたびに日本での感染者急増で緊急事態宣言などの発令と重なることが多い。今回は少しは良化すると思っていたが。。

それでも日本の新型コロナ全体の感染者数、オミクロン株感染者数は世界に比べるとけた外れに少ない。昨日時点で全体の新規患者数が295人、オミクロン感染者数は累積200人。それでも連日テレビなどのメディアで大騒ぎだ。

日本国政府の批判はしたくないが、各都道府県の首長が記者会見で、数少ない日本人オミクロン感染者(いわゆる市中感染者)の情報を、30代の夫婦と10歳未満の娘さんとか、20代の女性とか、その個人を特定可能なような形でオープンにすることには違和感を感じる。

さらに政府方針として、オミクロン感染者の濃厚接触者に「自宅待機でなく14日間の宿泊施設での待機を要請する」と岸田首相が21日に強調したということだ。それを受けて、スペイン留学中の日本人が帰国して3日間のホテル滞在初日に、厚労省から連絡があり、帰国便にもしオミクロン感染者がいたら、14日間ホテルに留まってもらうという。もしそうなったら、せっかく帰ってきたのに、ほとんどホテル住まいになってしまうと絶句したという(結果はどうなったか分からないけど)。

本人の陰性が証明され、さらに国ごとに決められた必要日数をホテル待機して、たまたま同じ便にオミクロン感染者がいたとして(座席の場所も関係ない)、これ以上どうしてホテルに閉じ込められなければならないのか、合理的な理屈が思いつかない。

でも、こうした日本国政府の水際対策の強化は、圧倒的多数の日本人には評価されているのだろう。なにしろ現政権のうたい文句は、前政権のコロナ対応を遅れを教訓として、徹底的かつ前広な対策を実行するというのだから。まあいいんだけどねえ。。

そしてそんな水際対策強化の一貫らしいこととして、俺も最近気付いたことがある。俺は12月10日に日本に着いて12月24日まで自宅待機だが、その間の監視対応として、スマホアプリでの現在地確認と、ビデオ通話による本人かつ位置情報確認の2つある。前者はスマホさえ家に置いて家族とかに頼めば、依頼が来るたびに誰でもタッチすればOKなので、やや緩い。後者は本人の顔をビデオ通話中に映す必要があるので、より厳しい。そのビデオ通話が、最初の10日間は1日1回のみであった。ところがここ3日間はきっちり2回来るようになった。別に抜け道を探しているわけではありませんが(苦笑)。

いずれにせよようやく明ける自宅待機。大はしゃぎすることはないけど、久々の親族・友人たちとの交流を楽しみにするのみだ。