昨年4月から再開していた放送大学大学院修士号取得に向けた学究活動が修了した。12月の修士論文提出、1月の口頭試問を経て、先週、修論の合格と、大学院修了に必要な所定の要件をすべて満たし、修了を認定する正式通知を大学からもらった。修論の評価はAであり、まるA 、A、B、Cという評価ランクの中では2番目であった。学術的な緻密さはまだまだ不十分だが、テーマのユニークさを評価いただいたものと思う。
放送大学大学院の科目取得を始めたのが2013年10月、修了が2022年3月だから、途中2年間の休学をはさんで足掛け8年半が経過していた。一時は諦めかけたが、一年前に一念発起して、ゼミを変えて1年で新たなテーマで修論を完成させたことは、我ながら頑張ったと褒めてあげたい。
海外から参加だったが、コロナ禍のなかではすべてのゼミがオンラインだったので、そのマイナスは無かったが、参考文献収集には苦労させられた。
この間、指導いただいたゼミのH先生、ゼミの仲間たちに感謝したい。今回修了する俺入れて6人のHゼミ生のなかでもKさんとは縁があり、冬の日本一時帰国の際には二人で飲むことができた。ひとときのリアルゼミ交流を楽しみながら、いろいろな話をさせてもらった。彼とはゼミの同窓生として今後とも付き合っていきたい。
日本の友人、知人には文献やデータ収集で助けてもらった。そしてアブダビのお友だちであるSさん。大学の教員であり、有形無形にアドバイスと励ましをもらった。皆さんに感謝感謝である。
昨日、Hゼミ最終回があり、いつも通りZOOMで参加する。この日はゼミ1年生に向けて、修論の内容紹介ということだった。一通り紹介したあとで、せっかく放送大学で長く学び、修論に取り組んできた経験も踏まえて、後輩の皆さまに向けて簡単なメッセージをお伝えした。これは俺自身のこれからの指針でもある。
(修論への取り組みについて)
- 幅広い問題意識⇒テーマを徐々に絞っていく(関心事、自分の強みに集中、時間等の制約)
- 自分のスタイルを知る:学術論文 vs ビジネスレポート
- プロセスは大事だが完遂はもっと大事。ゴールから逆算
(学びについて)
- 芸は(いつかは)身を助く
- 学びも投資でありお金と時間をしっかりと使うが、投資回収は気長に
- それゆえ、できれば楽しく、好きなことをやりましょう
最後に皆で乾杯。当地では昼前だったが、俺もコロナビールで参加(笑)。
いやー、お疲れさまでした。一区切りついた満足感に浸っております。