anezakimanのアブダビ日記

アラブ首長国連邦アブダビ首長国に駐在になりました。そこで出会ったことを綴ります。

フジャイラ海釣り第3弾

またまたフジャイラ沖の海、オマーン海に漕ぎ出した。今回は港を出て1時間30分以上ボートを走らせ、イランの領海侵犯するのではと危惧するくらい沖に進出。

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途中、見事な三日月や幻想的な日の出を見つつ、ボートはまっしぐらに船長曰くマグロの好漁場に向かう。

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今回は海釣りベテランのプロチームと、

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俺も含めたアマチュアチームの合計8人が参加。

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さっそくプロチームのYAさんが見事にマグロを釣り上げ、

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一方アマチームのYHさんが巨大なアジ(ロウニンアジというらしい)をゲットと好発進、好勝負。

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このまま大豊漁と思いきや、その後の引きはパッタリ。大の大人8人が釣り糸を垂らし続けるも、成果のないまま時間だけが過ぎていく。。

船長曰く、この時期魚が少ない上に海が荒れて波が高くなっているなど言い訳し始める。しばらくすると俺の竿にやや重い感じが。引き上げてみると小ぶりのハムールが引っかかっていた。

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結局この日の釣果はこの3匹。

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物足りなさは残るものの、宴会用の素材は確保し、マグロや大物アジをいつも通り幹事のTさん宅で調理。新鮮な魚料理の数々を堪能する。

アジの刺身、

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マグロの刺身、

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マグロの頭、ちょっとグロテスクながら脂がのって超美味。

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俺が釣ったハムールは煮付けにしていただく。

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こうして皆で楽しい時間を過ごすのであった。

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フジャイラでの海釣りは今回で3回目になるが、俺はシーラ、マグロ、カツオ、そして(小さいながら)ハムールを釣り上げている。いまだにビギナーズラックが続いている感じだ。

幹事役兼鍋奉行のTさん、いつも調理に腕を振るってくれるYHさん、Kさん、Sさん、そしてメンバーの皆さんに感謝感謝である。

サウジアラビア王国・リヤド再訪記

サウジアラビアの首都、リヤドを再訪した。週末弾丸バックパッカーで前回訪れたのはちょうど3年前。新型コロナウイルスが広まりつつあり、移動が禁止になる直前のことであった。

サウジアラビア王国•リヤド旅行記 - anezakimanのアブダビ日記

今回の再訪のきっかけはアブダビ自転車部の友人である Sさん。彼女が昨年結婚して大使館関係のご主人、Kさんの住むリヤドに移られた。12月に東京で披露宴を行い、その2次会でアブダビ自転車部日本支部の多くのメンバーがSさん、Kさんのお祝いに馳せ参じていた。

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俺も招待されていて参加したかったが、日程が合わずに断念、どこかで訪問したいと思っていた。Sさんから2月にリヤドマラソンがあり参加しないかと打診され、旧友訪問とマラソン参加を兼ねて1泊2日で再びリヤドに行くことを即決した。

金曜日、午前中仕事をして、そのままアブダビ空港でEtihad便に飛び乗り、リヤドまで2時間ちょっと。ご夫婦に空港までお迎えいただき、久々の再会を喜びあう。

そのまま、リヤドマラソンの会場、1957年創設のキング・サウド大学へ。Kさんと俺が10キロ、Sさんが4キロのマラソンに登録していて、さっそくパックを受け取り、明日の奮闘を誓い合う。

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その後ご夫婦宅で奥様の手料理を堪能しつつ、ビール、ワインの宴会。サウジは厳しいアルコール禁止国だが、日本大使館勤務のKさん宅では、いくらでも飲めるのである。ということで翌朝のレースにも係わらず、ビール2本、ワインは白赤2本を実質2人で空けてちょっと飲み過ぎてしまった。。その晩はお宅に泊めていただく。

そして翌朝、リヤドマラソンである。今回が第4回目ということで、アドノック・アブダビマラソンとほぼ同じ時期に始まったらしい。10キロのスタート時間9時45分には大勢のランナーが集まっていた(10キロの参加者は約4,500人)。

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晴天、微風、気温10度ちょっと、湿度30パーセントという絶好のマラソン日和となった。俺的にはアブダビと違ってアウェー、やや飲みすぎ、そして何よりもここ1か月ほどは日本滞在、こちらに帰ってきてからも日本からの来客でほとんど走るトレーニングができていないとやや逆風。自己記録更新は狙わずに、1時間以内を目標にする。

最初は軽快にスタート、前半戦のペースもまあまあだったが、後半から失速、最後はよたよたしながら何とかゴールイン。

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結果は下記の通り、何とか1時間以内は守れました。

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3人で完走のメダルを首にかけてのショット。お疲れ様でした。

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その後いったんKさん宅に戻り、シャワーを浴びてから中華レストランでランチ。外では飲めないので、出かける前にご自宅で一杯(笑)。

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外でランチ後、再びKさん宅で宴。日本酒をいただきながら楽しい歓談が続き、夜9時前にお宅を出発、空港までご夫婦に送っていただき、23時過ぎのフライトで帰途につくのであった。

アブダビ時代に大変お世話になったSさん、Kさんご夫婦と旧友を温められ、サウジでのお酒飲み放題的交流、そして初のマラソン海外遠征と、1泊2日の弾丸ながらとても充実した小旅行でありました。Sさん、Kさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。いつまでも仲良くお幸せに!

還暦に想うこと

先週、ちょうど還暦の誕生日を迎えた。年齢は単なる記号に過ぎないという考えがベースの俺も、さすがにこの歳になったことにはちょっとした感慨がある。いったんの人生の折り返し、分岐点だろうし、次の生き方を考えるきっかけとなる。

考えてみれば、この1年ほどはそのことが常に頭にあった。『ライフシフト』を読んで、時代の変化とマルチステージ化を改めて認識し、それにも背中を押されて自分にとって新たな分野であるコーチングに飛び込んだ。足掛け9か月ほど学び、その世界観に目を開かされた。

60歳のハウツー本(山ほどある)も含めて、今後の生き方を模索する書籍を読んできた。多少なりともヒントや気付きを得たものには下記がある。

  • 60歳からはやりたい放題(和田秀樹)
  • 弘兼流60歳からの手ぶら人生(弘兼憲史)
  • 仕事も人生もうまくいく整える力: 禅が教えてくれる98の養生訓(枡野俊明)
  • ライフシフト(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット、池村千秋)
  • 生き方(稲森和夫)
  • すべては導かれている(田坂広志)
  • ビジョナリーカンパニーZERO(ジム・コリンズ、ビル・ラジアー、土方奈美)
  • 会社という迷宮(石井光太郎)
  • 絶対悲観主義(楠木建)
  • 「私」という男の生涯(石原慎太郎)
  • 射精道(今井伸)
  • 限りある時間の使い方(オリバー・バークマン 、 高橋璃子)
  • モモ(ミヒャエル・エンデ 、大島かおり)
  • 斎藤一人 発酵力 微生物に学んだ人生の知恵(寺田啓佐)

上述最後の「発酵力」本で「発酵」の素晴らしさに目覚め、いちばん感覚的にフィットしたのが、下記本である。

著者は千葉県で創業350年の歴史を持つ造り酒屋、「寺田本家」の二十三代目当主で、2012年に亡くなられた。発酵という、微生物による大自然の叡智的な摂理から、ご自身の生き方を見直され、人間の生きる道に想いをはせた良書である。

微生物が発酵場でいきいきと働くが如く、自分らしく、楽しく、仲良く生きること、感謝にまさる能力なし、何があっても笑っちゃう、どんなときでもありがとう、このように生きることこそ腐敗せずに発酵できるというシンプルなメッセージであり、多くの点でインスパイヤされた。

昨年12月の日経新聞に紹介された遠山正道さんの下記記事にも大いに刺激を受けた。遠山さんはスープ専門店「スープストックトーキョー」を創業したスマイルズ社長で、俺と同じく至近で還暦を迎えた方である。

「自分の好きという私欲を深く掘っていったら、どこかで社会とバンと繫がる瞬間がある」。個人の好きが社会のニーズに合致するという世界観。それを「社会的私欲」とも呼んできた。

世の中に存在したり、言語化されたりしているのはまだ10%程度にすぎない。「残りの90%は闇の中にある」と思ってきた。だから「世の中に存在しないものを自分たちの手で生み出していく」。

日本では2025年ごろから、ミレニアル世代以降が労働力人口の半分以上を占めるようになる。大きな組織の一員でいるよりも、「個人やプロジェクト単位の仕事の重要性がより増していく」という。「一人ひとりの発意や情熱が大切にされる」時代は遠山さんの経営の実践に重なる。フラットさを大切にしてきたスマイルズの価値観に、世の中が追いつきはじめたともいえる。

遠山さんは1月に還暦を迎えた。最近「新種の老人」と自ら名のるようになった。100歳まで仕事人生を続けるとしたら60歳はまだハーフタイム。「新種の老人だってことにして」人生後半戦でも新しいものを生み出す。

俺も「新種の老人」を目指して、今後は自分の好き、発意や情熱を大切にして生きたいと共感させられた。

こうしたあらゆるインプットで改めて強調されるのは、世界、社会、人生は変化が前提の「無常」の世の中であるということ。従って下記も今後変化するかもしれないが、現時点の5つの想いとして記しておく。

  1. 還暦の今年と来年の2年間を次の人生の移行期間として捉え、自分の感情と好きなことを最優先しつつ、次世代の若者ひいては未来社会への貢献を中心とした利他の精神で、残り40年の人生をワクワクしながら構想する。
  2. 人生パーパス:コミュニケーションの力を信じ、人との出会い、対話、理解、共感、感謝を通じて、自分と自分の周りの世界を楽しくワクワクする場に。
  3. 生き方の姿勢として発酵道を追求、下記7つで自分を発酵させる。
  4. ①美化(まず自分を整えて美化、そして他人も美化して観る)、②笑顔と感謝(何があっても笑っちゃう、どんなときでもありがとう)、③自分が変わる、④起きたことはすべて自分の責任、⑤発酵言葉(楽しき、嬉しき、ありがたき)、⑥自分観察(気分が揺らいでいるときこそ外から自分を冷静に観察)、⑦愛と慈しみ
  5. キーワード:自分らしく(好き勝手に)、しなやかに(山あり谷ありの無常のなかで)、ゆるやかに(いいんちゃう、どんぶらこ)。

こうして言語化すると目の前に少しは道が見えてくるよう。これもコーチングで学んだジャーナリングという手法の成果である。ゆるゆると、前を見ながらでこぼこ道、砂利道を楽しみながら歩んでいきたい。

母、妹、姪、アブダビに来る

日本から帰ってきてからの2週間、いろいろと忙しかった。肉親が相次いで来訪したのだ。まずは母親。前回、父親と一緒に来たのが2019年1-2月のことだった。

両親とアブダビで過ごす至福 - anezakimanのアブダビ日記

それからコロナがあって、父親が亡くなって、家も変わってと、この4年間いろいろあった。母も81歳になって、腰も曲がって、長時間の歩行は難しくなってきたが、俺がアブダビに戻る際に一緒に来たいと言って連れて帰った。

ちょうど2週間、一緒に過ごした。平日は家で一人でいて、YouTubeやネットフリックスで日本のニュースや動画を見たり、LINEを使って日本の友人にアブダビの状況を報告したり。はたまた英語はまったく話せないけど、散歩したり、近くのスーパーに買い物に行ったりとそれなりに楽しく過ごしてくれたようだ。

夜や休日は知人、友人との会食に連れて行った。生まれが同郷というY先輩とイタ飯屋で。

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ドバイのM子さんが旦那とお子さんとアブダビに来た際に、朝食をご一緒させてもらった。

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社員を家に呼んでの会食。俺の誕生日のお祝いもしてもらった。

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最大のイベントは何と言ってもNIRIのTシェフの結婚パーティー。これもずうずうしくも母親と一緒に参加させてもらう。

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社交的な母もこうした交流を楽しんでくれたようだ。そして母親帰国の3日前には、俺の妹、その娘(姪)が母親を迎えにアブダビにやって来た。この間は母、妹、姪の女性3人とにぎやかな同居となった。限られた3日間の日程のなかで、いろいろと連れまわした。

海岸散歩から始まって、

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Qasr Al Watan、

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ルーブル美術館、

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そしてJubail Manglobe Park。

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休日にはドバイに遠征して、ミラクルガーデン、

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ブルジュ・カリファ、そしてグローバル・ビレッジの黄金コース。

家では普段食べれない日本の朝食、出汁の効いた鍋などを皆でお喋りしながらいただく。

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こうしてあっという間の2週間が過ぎて、3人仲良く一昨晩日本に帰国した。母親が元気過ぎてちょっと疲れたけど(苦笑)、親孝行できた2週間であり、妹や姪との時間も楽しかった。

最後に、書道の大家でもあるらしい高校生の姪っ子からはこんな素敵な書をもらった。

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こちらこそアブダビまで来てくれた3人に感謝、そしてお付き合いいただいたアブダビの友人にも感謝感謝であります。ありがとうございました!

コーチ養成講座修了

昨年5月から始めたコーチ養成講座。

コーチング修行中 - anezakimanのアブダビ日記

この後、第3フェーズの8回もオンラインですべて受講した。10月にあった最後の回では、各人が学んだことを踏まえたプレゼンをする。俺も「60年目以降の新たな人生に向けて」と題して、これまでの人生の振り返り、この講座での気付き、学びに刺激を受けた今後の人生の方向性について、プレゼンをさせてもらった。

こうして3フェーズ、2.5時間/回 x 20回、合計50時間のオンラインベースでの講座を満了した。コーチングというものの基礎的な概念、技術論、そしてクライアントとの接し方、引き出し方などを学んできた。第3フェーズでは個性や感性も踏まえた自分なりのスタイルのアプローチ法も教わった。

そして迎えた最後の第4フェーズ。1月半ばに神奈川の郊外の宿に参集して、1泊2日の合宿形式で行われた。ちょうど日本一時帰国中のタイミングで、俺も参加することができた。

土曜日の朝10時に伊勢原市の大山(おおやま)にある宿に集合。修行の場としての雰囲気たっぷり。

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この宿をベースに翌日の夕方5時までの丸2日間、講師のレクチャー、全員やグループでの意見交換、自主活動、そしてその周辺の山道歩きや遊戯など、心身フル稼働の盛りだくさんな時間を過すことが出来た。次の人生の方向性についても、新たな洞察が得られたと思う。

何よりも、これまでの講座では8千キロ離れていて画面経由でしか会えなかった講師先生と同期の方との濃密な交流は、とても楽しく愉快な時間と空間であった。リアルの場でしか体感できない以下のような修学旅行的ハプニングも。

  • 本格的ランナー趣味のOさん、軽快な山登りの途中の休憩で、崖の途中の木に寄り掛かったところ、木が折れて危うく崖下転落。ご本人は冷静なるも周りは驚愕、その後爆笑。
  • 自称山登り好きのA(俺)、暗闇の下山で固くなって足を踏み外して転倒。講義で教わったりきみ、硬くなる、血流悪化という悪しき概念を身をもって味わう。
  • 夜のレクチャー、意見交換でDさんの想いを巡って10分以上のまったくの沈黙、間。どうなるかと思ったが最終的には新たな気づきが得られた。コーチングにおける間の重要性を実感。
  • A(俺)のいびきが凄すぎて、同室のDさんが耐え切れずに脱出、仕方なく講義室に布団を移して就寝。
  • 宿に混浴の露天風呂。秘湯好きで混浴もOKとのI女史に、一緒にどうですかと言って顰蹙を買ったA(俺)。運営会社からはイエローカード。

また、この地区を初めて訪れたが、山岳地帯の豊かな自然に囲まれ、霊験あらたかな古刹のとても良い雰囲気に魅了された。

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そして、この素敵な皆さまとの奇跡的な出会いに感謝しかありません。

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皆さま、ありがとうございました。引き続き一緒にコーチ道を探究していきましょう。

ラブ・ニッポン総括

3週間過ごした日本からアブダビに戻り、1週間近く経った。しょっぱなから仕事がフル回転となり、プライベートもバタバタしていて、日本滞在時の感動が薄れつつある。でもやっぱり日本愛は不変であり、今回の滞在体験をまとめておく。

家族との交流は前回記した通り。到着時の空港での出迎え、再会のワクワク感から始まり、かなりの時間を濃密に過ごせた。時にはちょっとした小競り合いもあるけど(苦笑)、俺が生きていることを実感できる時間と空間である。

家族といえば、次男の犬も愛おしい。

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いつも通り最初はよそよそしさを見せるが、これも彼なりの俺はこの家の家長であり日常見慣れないやつにはまずは警戒すべきという責任感から(多分そう思っている・笑)。30分もするとずっと付きまとってくる。俺が食べ物をしょっちゅうあげたり、頻繁に散歩に連れていってるせいもあるけどね。

そうして見送りの空港では、いつもながらぐすんぐすん。

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日本での食事の素晴らしさもいつも通り。そして体重の3キロ増もデフォルトとなりました。。

ごはん編

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そしてやっぱりラーメン編。まずは家近くの喜多方ラーメン、会社近くの四川風ラーメンは必須。

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神奈川周辺で食べた人気ラーメン、どれも美味。

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こちらは広島で食べた尾道ラーメン。

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こちらのシュウマイとともに絶品。

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この時期、アブダビから行くものにとって酷寒の日本で、じわーと体を温めてくれる極上のこのお酒も堪能しました。

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さて、今回の新鮮な感動はサウナ、いわゆる”ととのう”体験だ。滞在中、2か所のスーパー銭湯に合計5回行ったが、そのうち下記で「ロウリュ」にはまった。

横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯(旧:日帰り天然温泉 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店) 施設紹介画像3

サウナストーブに水をかけて高温蒸気を発生させ、一気に発汗を促すサウナの本場フィンランドのサウナとのことで、この熱風が半端じゃなく熱く、痛いほどだ。ここでは30分ごとに自動的に水を流して「ロウリュ」が体験できる。結局4回熱風を体験し、マゾ的な爽快感に浸った。こんなことを好きでやってる日本人のことを、砂漠の熱風に苦労させられてきたこの国の人が見たらどう思うだろうね(笑)。

最後に、昨年5月から始めた「コーチ養成講座」の最終編が今回あって参加した。これまでのオンライン参加と違って、1泊2日の完全オフライン合宿形式であり、とても得難い体験であった。これは別途記したい。

こうして元気、感動、気付きをいただけた、今回もとってもラブなニッポン滞在でありました。皆さん、ありがとうございました。

謹賀新年2023年。年男、そして還暦

気が付くと前回アップしてから2週間経ってた。。この間、年号が変わり、干支が変わり、いる場所もアブダビから今は日本だ。そして2023年は兎年、俺にとっては4回目の年男になる。すなわち、今年は還暦を迎えるのである。思えば遠くに来たもんだ~(笑)。

この2週間、まさにうさぎの如くあっちこっち飛び跳ねていた。最初の週は家族と過ごす週だった。元旦早々に近くのスーパー銭湯に行ってリラックス。映画を2本見た。『ラーゲリから愛を込めて』。涙なしには観れず、こんな日本人がいたのだということに感動した。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。初編の『アバター』を家でディズニー・プラス動画で復習していったこともあり、この巨大スケールの叙事詩に酔いしれた。

犬も含めた家族で箱根に1泊旅行に出かけた。箱根の湯を楽しみ、久しぶりに大涌谷に行って目の前に広がる雄大な富士山、ダイナミックな噴煙、そして名物黒たまごを満喫した。

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さらに家近くの動物園に行ったり、息子と二人で横浜の居酒屋で飲んだり。まさに家族三昧。いつも通り鎌倉までの山道を歩き、身近にある大自然にも癒された。

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2週目は仕事ずくめの週。親会社を訪問し、打合せ、会食の連続。広島県に出張も行った。久しぶりの日本株式会社的な慌ただしさにやや疲れながらも、あちこちで歓迎、慰労、激励のメッセージをいただき、改めて今年も頑張ろうと気を引き締めている。

来週の3週目は再び業務お休みとさせていただき、基本家で自省と今後の展望を考察する週の予定だ。

さて、年男と言えば、俺のこれまでの年男だった時の状況を思い浮かべてみる。

  • 12歳:小学校6年生。中学入学前で郷里の新潟でのんびり田舎暮らし。
  • 24歳:社会人初年度。東京勤務、千葉住まい。学生から社会人、そしていろいろな環境変化に戸惑いながら生きる。
  • 36歳:ロンドン駐在初年度。初の海外生活に張り切り、仕事も家庭も刺激的に過ごす。
  • 48歳:東京に戻っていくつかの管理職経験。仕事もそれなりに順調、横浜に家も買い、公私ともに充実。

振り返ってみると、いろいろな変化を経て、一つの分岐点の時期だったと感じている。そして60歳の今年。アブダビ駐在6年目。仕事環境は厳しいながらも徐々に上向いて来ている。単身生活は寂しいが、運動や旅行などの趣味を楽しみ、いろいろなコミュニティーも広がり、ここまでは何とか前向きに過ごしていると言えようか。

還暦とは、「出生時に還る」、あるいは「第二の人生の出発」として人生の大きな区切りとなりうる年と理解している。新年の誓いとして、ぜひともそうした意味・意義のある一年にしたいものだ。